退屈な日々は勉強不足の証か
大手ラジオ局の筆記試験を翌日に控え、「高校時代の試験期間」の如く前日に
知識を詰め込む作業に勤しんでおりました。(そろそろ成長しろ自分!!)
そんな試験前で時間がない筈の私が何故noteに長文を書いているのか。
それはついさっき、YouTubeで時事問題についての動画を見ていた事がきっかけです。
フジテレビのニュース番組を切り取った動画の中で、リチウムイオン電池について説明していました。
福原アナ「リチウムイオン電池の普及は我々の人生を大きく変化しました。その影響を1番受けているのは、発展途上国なのです。何故かわかりますか?吉田さん」
福原アナが話を振った相手である「吉田さん」はコラムニストの吉田潮さん
一見矢野顕子をものまねしている清水ミチコさんの様な風貌である、彼女の何気ない質問回答の仕方に、就職活動中である私はハッとさせられました。(声に出して「ハッ!」って言っちゃってた。)
「発展途上国という事は情報が手に入りにくい。
情報が入ると自分達の国がどういう状況か分かる。
そして、負けず嫌いになる。という事でしょうか」
120点の回答に以下一同の反応
スタジオ「おぉ〜っ」
動画を見る俺「おぉ〜っ」
俺に風を送る扇風機「おぉ〜っ」
福原アナが質問を振り、1秒もしない間に回答されたこの答え!!!
おそらく就職活動の面接の受け答えで大切な回答の仕方であると思いました。
第一に質問に対する情報を提示し、第二にその情報を分析する。
そしてここが一番大事かも知れない。第三の自分なりの見解をスパッと述べる
いやあ凄い。こんな回答できたら俺もキー局受かっただろうなあと心揺さぶられていました。(キー局準キー局全敗男の嘆き)
中でも、吉田さんの回答の中で一番心を揺さぶられた部分が、結論の「負けず嫌いになる」という点でした。
ここから少し、話は巨人の澤村投手の暴投の様に大きく逸れます。
私はマスコミの講座に所属しています。最近、同期で属している学生達の内定報告が沢山届いています。
そんな彼らの報告を見て、私に起こる感情は2つあります。
①「おー、すげぇなー。だけど俺には関係ない事だな。周りに流されるな自分。」
②「同じ講座に属しているんだから、俺にもチャンスあったのにな。同じ環境で結果が出てない自分は、努力不足なんだろうな。」
①、②どちらも思う事があります。
就活を始めたての時、基本的に頭に巡ってきていたのが②だったんです。
自分と他人を比較して、能力の低い自分に嘆く。そして気分が落ち込む。
結果、就活に対するやる気が落ちる。そんな日々の繰り返しでした。
現在は殆どが①です。僕は精神力上がったなんだな。と思っていました。
しかし、果たして本当にそうなのでしょうか?
疑問に思う様になった過程に、ある出来事がありました。
僕にはかけがえのない友人がいます。
最近顔がむくみ始めたのでここでは「むくみん」と呼ぶ事にしましょう。
むくみんは高校時代の野球部のチームメイトです。
顔のカッコ良さは野球部で4.5番目だったのですが、中身の良さから彼の事を知った女の子は、みんな彼のことを好きになる。
「知る人ぞ知るイケメン。スルメの様な男だよ、あいつは」(元カノ談)
そんなむくみんは野球部のマネージャーと高3の夏から付き合っていました。
むくみん曰く「AV女優の稲場るかにそっくり。顔もだけど特に身体が!」らしいです。(何の情報だコレ)
以下ここでは彼女を稲場るかと呼びます。
因みになんですけど、筆者の私も高校時代稲場るかちゃんが好きでした。
(突然どうした)
(話は更に大幅に脱線します)
しかし高校野球を引退し、野球部のみんなで海に行った際にその夢は潰える事となりました。
海での泳ぎに飽き、ビーチで僕とむくみんとあと数人でドッジボールを始めました時の事です。ただやってもつまらないから、エラーした人は秘密を喋る。というルールのもと始まりました。
とは言っても高校生の秘密暴露です。こんなの自分大喜利だと思ってました。現に私はエラーした際には「昨日お世話になったAV女優の名前」を叫び、爆笑をかっさらいました。
次にむくみんがエラーしました。私が作ったお笑いの流れに乗り、どんな事を行ってくれるのかなとニヤニヤしていました。するとむくみんはこう叫びました。
「俺実は、稲場るかとつきあってまーーーーーす!!!」
友人一同「えええええええ!!!!!!!!!!!wwwwwww」
ぼく「えっ.......(衝撃)(動転)」
友人A 「マジ??wwwオモロ!!!!wwwww」
友人B「ブッコミやがったわこいつwwwww」
ぼく「えっ.........(身体中から謎の液体)」
そして更にむくみんが、こう叫びました。
「しかも昨日!ヤりましたぁ!!!!!!!!」
友人A「えええええええええええ!!!!!!wwwwwwwwwwwwww」
友人B「うおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」
ぼく「ぇ........................(諸行無常)(めのまえがまっくらになった)」
むくみん&友人一同はお祭り状態騒ぎ。
その傍、僕はショックで意識がだんだん薄れていき、気付いたら沖の方に歩いて行っていました。(実話)
関係ない小咄が入っていまいました。すいません。
良い男と可愛い女の子の素敵なカップルである、むくみんと稲場ルカは大学進学後も別々の大学に通いながら交際を続けてました。
もしかしたらあいつらこのまま結婚かもな!と野球部のみんなで話していた大学3年のある日のこと。
彼らは突然別れました。
理由はむくみんの飽きから来るものだったと私は分析しています。
むくみんはすぐさま別の彼女を作り、同棲まで始めていました。
凄い切り替えの速さでした。
そこから1年経った先日、稲場の方に彼氏ができたらしいです。
もう二人は別々の道を歩いているんだな。
と思いきや、現実は全く異なりました。
私はよく意味が分からなかったのですが、
むくみんは稲場に彼氏ができている事に本気で悲しんでいたのです。
むくみんと飲みに行きましたが、悲しみから酒をかっくらい、
まともに歩けなくなる程酒に酔い、泣きそうになりながらカラオケでHYの366日を歌っていました。
そして時間が空いた時には必ず
「なんでだよぉ、俺をずっと好きでいてくれよお。」とずっと嘆いていました。
それを見て思わず、
可愛そうだな、むくみんも失恋するんだなあ...
と思ってました。
.....ん?
ちょっと待てよ....
こいつ彼女いるんだよな!?
同情なんてしてる場合じゃありません。
すぐさまむくみんに、
「おい、お前悲しんでるけど今彼女いるよな???」
するとむくみんは
「お前にあげるよ、大島」
ぼく「児嶋だよ!!!!!!!!!!!!」
大島児嶋の下りは嘘ですが、本当に彼はリアル・アンジャッシュ渡部です。
アンジャッシュの渡部の一連の報道で渡部の事が嫌いになってましたけど、
彼を見てるとよく分からなくなります。
そして、この後に彼が言った台詞こそが
今回の本題に対する疑問に思った事に直結するんです!!!!
(前置き長かったけどここからが大事!!!つか、ここだけでいい!!!)
「くそ!!!稲場の男がウザい!!!全イケメンが憎い!!!!」
「この憎さ、絶対に世界1のデザイナーになって晴らしてやる!!!!」
「そして全イケメンが憎むくらい色んな有名人とヤッてやる!!!」
一見「デザイナー」という言葉を「お笑い芸人」に変えたら
俺は渡部になるんだ!!!というヤバ宣言にも見える彼の言葉ですが、
彼は本意気でこの言葉を発していました。嘘ではなかったと思います。
彼は稲場を失った悔しさを、自分の明日への活力にしようとしてたのです。
彼が女の子にモテる理由や、有名大学を突然やめてデザイナーに転身してしまう程の行動力を持っている心の支えは、
こういった芯の強さにあるんじゃないかなと
誰にも負けたくない。
俺が一番なんだ。という
彼の様な強い気持ちを持つことが、成功への一番大切なことなんじゃないかなと、
私は強く思いました。
話は本題に戻ります。
①「おー、すげぇなー。だけど俺には関係ない事だな。周りに流されるな自分。」
②「同じ講座に属しているんだから、俺にもチャンスあったのにな。同じ環境で結果が出てない自分は、努力不足なんだろうな。」
私は元々②を考え、自分の能力の無さに落ち込んで失敗でした。
しかし、今なら。むくみんという男を見た後ならわかります。
①でも②でもどちらを考えたとしても、結果的に
「誰にも負けないんだ。俺が1番になるんだ」
と強い気持ちを持ち、
そして、行動すること
これが大事なんだなと思いました。
むくみんも、世界1のデザイナーになるためにロックミシンを頑張ると言ってました。(ロックミシンってなんだ....)
コラムニストの吉田潮さんが言っていた
「今の自分を知り、負けず嫌いになること」
そしてむくみんの、アンジャッシュ渡部風恋愛劇のおかげで、
僕は今日、悩みが解消される事になりました。
人との出会いには感謝しなければいけませんね。
改めてむくみん、稲場、吉田さん、扇風機!ありがとうございました!
(扇風機「俺!?」)
とにかく就活全力で臨みます。
俺も世界一になるために、努力しよう。
(いい感じのシメになったけど、お前明日の勉強全くできてねぇからな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)