創作ゲーム その8(言葉の開放とアンサーソング)
こんにちは。Jinmaruです。
相変わらず20年前の歌詞のUpdate作業を続けています。
注文中のIpadは未だ「商品の確保作業中です」のままで、創作活動に変化が無い日々が続く中、あっという間に2月が終わりました。
そんな中ではありますが、今日は前々回に記事にした「言葉を開放し委譲する」について、もう少し思う所を書いておこうと思います。
「うまくやる」の解釈
20年前の歌詞の中でUpdateの扱いに困っている言葉があります。
自分で創っておきながら困ってるというのもどうかと思いますが、Updateの対象として「うまくやる」という言葉を含んだ曲があります。
20代前半の頃の自分が発する「うまくやる」というメッセージは、遜りに対するカッコ悪さや反抗、諦め、ずる賢さ、という様などちらかというとネガティブなものでした。
しかし、20年以上の時が流れる中、様々な経験を経ることで「うまくやる」ことの意味合いは大きく変わりました。
もう少し正確に表現するならば、「うまくやる」という手法に拘るのではなく、「やった結果」でどんな価値や幸せを創造し誰かに提供できたのか、という所に拘りを持つようになった、ということです。
上手いも下手もやってからでないと、そもそも何も始まらないので。
そう思うようになったきっかけは「これ」というもがある訳ではなく、人生の色んな節目を迎えながら段階的に確立されてきた感覚です。
ただ、はっきりと自覚できることは、今現在の私は周りから「うまくやっている奴」と思われたり言われたりすることがとても多いということです。
それは時に尊敬だったり嫌味だったり憧れだったり妬みだったりします。
何故私が「うまくやっている奴」と思われるかについては、noteの別マガジン「No.2ゲーム」を読んでいただくと「あぁ、なるほど…」と納得してもらえると思うので、創作が主である本記事内では触れないでおきます。
(もし、ご興味がございましたら↓をご覧ください)
言葉を開放し譲渡する難しさ
20代の自分が発した、ネガティブに固定された「うまくやる」という言葉をアラフィフの自分がUpdateし、聞き手に開放し譲渡した場合、上記したような「尊敬、嫌味、憧れ、妬み」の様な幾通りにも、かつ、真逆の意味での解釈をも許容することになる訳です。
今の自分が20代の自分に言えることは、「いやいや、そんな手法の事なんて特段拘る所ではないんだよ」ということです。
そして、20代で固定したネガティブな「うまくやる」をアラフィフの自分が聞き手に開放も譲渡もせずUpdateしないまま仕上げてしまったならば、今の自分の在り様を全否定してしまうことになってしまうのです(^^
これ自分にとってとても難しい問題です。
趣味の楽しい創作活動なのに何をクソ真面目に考えてるんだ、と言われると全くそれまでの話な訳ですが、何とか「うまくやる」をUpdateできる言葉が見つからないものか、と藻掻いている間に2月が過ぎ去ってしまいました。
「うまくやる」という言葉のUpdateを「うまくやる」ということにチャレンジしている訳ですねw
こうして色々考えていると前々回の記事で書いたように、やっぱり私の好きなアーティストの方々ってそういう表現や言葉の開放って本当に凄いです。
歌詞の中の言葉の一部だけでなく、歌詞全体、曲全体を開放して譲渡しても何ら否定が無い訳です。
いや、もしかしたら、否定するも肯定するもそれすら受け取る側の自由、という領域なのかもしれません。
「アンサーソング」という解決方法
創り手側の解釈として時の経過とともにどうにも矛盾が出てきた。
でも一度開放して譲渡した言葉を「やっぱり返して」とは言えないし、年月の経過により聞き手の思いが上塗りされ返すにも返せない言葉になってしまっている。
いくら素晴らしいアーティストであってもそんな事もあると思います。
また、その時の全身全霊で創った歌詞と自身の成長に矛盾や変化が生じることだって必ずあると思います。
皆どうしているんだろう、、、と色々探してみた(こんな検索ってどんなキーワードで調べるんだとか悩みつつ)所、おぉ、「アンサーソング」という打ち手があるではないか。
なるほど。アンサーソング。
過去の歌詞の中の言葉をUpdateするのではなく、全く別の曲として当時の歌詞の解釈にオプションを追加するという感じでしょうか。
自分の創った歌詞や曲のアンサーソングを改めて自分で創ってみること。
これは創作活動を前に進めるための良い解決方法かもしれません。
Updateに拘りすぎず、結果的に新曲も生むことができるので。
よし、創作意欲が沸いてきました。
こんな風に色々と理屈をコネながらまるで自分がアーティストかの様に創作に悩んでいる時間を楽しんでたりします。
何せ今年の目標が「創作ゲームを楽しむ」なのでw
本日は以上です。
ではまた近いうちに。