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肥薩線 山線区間(2018年11月4日)

肥薩線は、八代(熊本県八代市)から、人吉(熊本県人吉市)を経て、
隼人(鹿児島県霧島市)に至る、124.2kmの路線です。

運行系統は3区間に分かれています。
・八代~人吉が球磨川沿いを走る、「川線」区間。
・人吉~吉松がループ線とスイッチバックで山を越える「山線」区間。
・吉松~隼人が山間部と農村を走る区間。

「山線」区間を堪能してきたので、その内容を書きます。

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人吉駅は標高106.6m、矢岳駅は標高536.9m。
この標高差を、10箇所のトンネル・ループ線、スイッチバックで登っています。

肥薩線最高地点の矢岳駅から、標高213mの吉松駅までも大きな標高差があります。この標高差を11箇所のトンネルとスイッチバックで下ります。

人吉駅。目の前にはお城の形をしたからくり時計があります。


人吉駅構内には「肥薩線沿線観光之図」という看板があります。



今から乗るのが10:08のいさぶろう1号。
観光列車なので基本的に指定席ですが、2号車の7席分だけ自由席になっているので、指定席券が買えなくても乗車はできます。


矢岳から降りてきたキハ40系。こっちは八代行きです。


入線してきた、いさぶろう1号。
人吉を出発します!

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大畑駅のスイッチバックについて。

出典:国土地理院ウェブサイト(http://geolib.gsi.go.jp/)

①ループ線の途中で大畑駅に入線。
②大畑駅を方向転換して発車し、スイッチバックの折り返し線に入る。
③さらに方向転換してループ線に復帰。
④ループ線のピークからは大畑駅が見えます。

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トンネルを出るとループに入ります。

ループ線をいったん見送って、大畑駅に入線。


大畑駅。
給水塔があります。横の建物はレストランです。

停車時間は5分ほどなので、外から写真も撮ります。

大畑駅を発車。
正面が登ってきた線路。右の折り返し線に入ります。


折り返し線。
折り返しの用途なので、この先は行き止まりです。
一時停車の後、運転士さんが慌ただしく車内を移動し、折り返します。

ちなみに、一番前と一番後ろにはディスプレイがあり、車両前部の映像がリアルタイムで流れます。これは満足!


折り返し線からさらに方向転換して、ループ線に復帰します。
このあとも延々登りが続きます。

ループ線のピーク。大畑駅が下に見えます。
列車も一時停車してくれるので、写真も撮れます。

矢岳駅到着。

目の前にはSL展示館もあります。

矢岳駅を発車し、矢岳第一トンネルを抜けると、霧島連山が見えてきます。
日本三大車窓の一つです。ここでも列車は一時停止してくれます。

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真幸駅のスイッチバックについて。

①引き込み線に入る
②方向転換して、真幸駅に入線。
③再度、方向転換して、真幸駅を発車。

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真幸駅が下に見えてきました。

引き込み線を通って、真幸駅に入線。
ちなみに、矢岳駅は熊本県人吉市、真幸駅は宮崎県えびの市、吉松駅は鹿児島県姶良郡湧水町と、3連続で県が変わります。

真幸駅のホームから。
上部には今、下ってきた線路があります。

ホームには「幸福の鐘」があります。

真幸駅発車。左が今から降りていく線路。
正面は入線してきた時に通過した線路です。

下ります。

吉松到着。
ここからは「はやとの風」に乗り換えて鹿児島中央を目指します。

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途中の見どころとして。
大隅横川駅。
1903年開業時からの駅舎がそのまま使われており、国の登録有形文化財になっています。

嘉例川駅。
こちらも同様に国の登録有形文化財です。

桜島が見えてくると、鹿児島中央駅はもう近い!

鹿児島中央駅に到着しました。
このあと、この日の宿泊地、山川を目指します。


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