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進む業界を超えた雇用の流動。送り出す側の企業も受け入れる側の企業も、個人の力をいかに発揮してもらうか考えることが大切に

2021年1月7日に2度目の緊急事態宣言が発令されてから2週間強、1月24日時点の東京都の新規感染者は986人と、12日ぶりに1,000人を下回る数字に。このまま下がっていってほしいと思いつつ、

2月7日までの緊急事態宣言の期間中にどこまで下げることが出来るか、一個人としては手洗い・うがい・マスク着用を欠かさず、出来るだけ不要不急の外出をしないにかぎる。ということで、本を読む量が昨対2倍のペースになっている今日この頃。

一方で、経済活動をまわすことと感染を防止することは、どちらも重要ではある為、いかに経済活動に貢献していけるのかを考えることも増え(テイクアウトやお取り寄せで、知人のお店や生産者さんの支援などはもちろん、そこに加えて何が出来るのか)、自然と外食や観光業などの動向、雇用の流動性についての記事が目にとまるように。

上記記事によると、外食はパート・アルバイトを中心に店舗での雇用者数が大きく、その数は2020年10月で398万人。コロナ渦前には430万人前後で推移してきていた為、2020年3月以降から現在までに40万人を超える人が外食関連の仕事から離れています。(※負債1000万円以上で法的整理をした飲食業も780社と過去最多)

そして、そこで働いていたパート・アルバイト方々の受入は、コンビニチェーンやドラッグストア、ECや通販などの小売業がおこなっています(※当社でも海老名にあるロジスティクスの拠点などでパート・アルバイトの方を募集、雇用しています)。

またパート・アルバイトではないものの、トヨタグループでは、航空部品の需要低迷に直面する三菱重工や川崎重工業から数百人規模で社員の出向受入をおこなったり、ノジマがANAやJALから300人を受け入れるなど、業界の垣根を超えた人材の受入も進んでいます。 

その他、厚労省では企業間の人材受入を支援すべく、社員を出向させる企業と受け入れる企業の双方を対象に助成金を創設するなど、コロナ渦においては当面このように業界の垣根を越え、休業ではない形で社員のスキル経験を活かし活躍してもらう機会をいかに生み出していくかが重要に。

送り出す側も受け入れる側も、コロナ渦中での対応継続はもちろんのこと、コロナ収束後の未来を見据え、自社が本来向き合う顧客の課題解決に向けて、どのような機会を提供し支援し、必ず来る収束のその日まで、どのように個人の力を発揮してもらえるかを考えていく。企業としても個人としても、考え、出来ることをやり続ける。自分自身も、出来ることを粛々とやり続けたいと思います。

そんなことを思う1月下旬の日曜夜。今日はこの辺で。

※以下は、厚生労働省・都道府県労働局・ハローワークから出ている「出向」により労働者の雇用維持に取り組む事業主向けの「産業雇用安定助成金(仮称)」の案内です(PDFで見れます)

なお、当社でも飲食店を少しでも支援出来ればということで「Oisixおうちレストラン」という人気店の看板メニューをご自宅までお届けし、おうちで外食気分を味わって頂き、飲食店や生産者の皆さんを応援する企画があるので、気になる方は是非ぜひご活用ご支援ください。

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