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あきらめ、手放し、1番ピンに集中する。

と言っても、願いが叶わずに諦めるということではない。語源でもある「つまびらかにする」「明らかにする」という意味で、願いを叶える為にあきらめる。手放すのもやらないというわけではない、やる為にやりきる為に手放すのだ。

2020年に創業100年を迎えたマツダは、世界シェアが2%でも自動車のエンジン技術で世界トップを疾走している。下記記事では、人や資金が少なくても勝てるマツダ流の戦い方、「弱者の兵法」が書かれている。

詳細はぜひ記事を読んで頂きたいのですが、個人として特に刺さったのがマツダ流の「選択」と「集中」。以下、記事内からの引用ですが、

マツダの選択と集中はこれとは大きく異なる。たくさんある課題の中から、できる限り多くの課題に通じる1つの「主要な共通課題」、あるいは「多くの課題に本質的に応えられる策」(以下、共通課題)を見つけ出し、それに絞って解決する方法だ。これにより、他の多くの課題も連鎖的に解決することができる。すなわち、一石二鳥ならぬ「一石多鳥」の効果を得る解決方法である。
人見氏はこの共通課題を、ボーリングに例えて「1番ピン」と呼ぶ。あまたの課題を1つひとつ潰していく方法では、人も金も時間もかかる。だが、1つの共通課題を解決することで他の課題までクリアできるなら、少ない技術者と開発費でも技術開発が可能だと考えたのだ。

選択と集中において、数多ある課題を単に絞り込んで優先順位をつけて解くのではなく、その課題(1番ピン)を解くことで他の課題(後ろに並ぶピン)まで解くことが出来る1番ピンに集中するのだ。その為に、他の課題をあきらめ、手放す。

そしてこれは、企業や組織の向き合う課題に限らず、個人にとってもヒントになりうるなと(と書きながらも、1番ピンを見つけるどころか、選択と集中の絞り込みや優先順位付けをすることもまた 難易度が高いのですが)。

解くべき課題も多く、変化も多く、様々な誘惑も多い昨今。個人として、自分にとっての1番ピンが何かをとても考えさせられる週末でした(答えは見つかっていませんが)。この記事を読んで頂いた皆さんの1番ピンは何ですか!?ぜひ教えてください。

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