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読書記録|鈴木健二『戦争と新聞』
読了日:2021年8月25日
著者は1951年まで毎日新聞社に勤めていた方。
「新聞よ、目を覚ませ」という願いからこれを書きあげたようだ。
台湾出兵からの幾多の戦争と新聞社の関わりあいなどは、まさに現代ともリンクする内容ではある。
が、序盤は面白味があったが、著者が何を言わんとしてるのかがだんだん見えてくると共に「う〜〜ん」ってなってしまった…
人によっては共感しながら読めるのかもしれない。
というのも、先の戦争の頃、新聞社がどのようにして国民を煽り、欺いていたのか、また日本政府と新聞社の内情、そのあたりを知りたくてこの本を手にしたのだが、なんとなく自分の目的とのズレを感じて、正直に言って読む気が失せてしまったのだ。
本の内容が悪いとかではなく、私が一方的に本選びを間違ってしまった。
猫のことを知りたいのに、買ったのは犬の本だった、というような感じ。