分かりやすいの定義とは?
えっ?説明したのに全然伝わってない!?
全く別の解釈をされてる!!そういうつもりじゃなかったのに。
部下が指示したことと全く違うことをしている・・・
何回言ったら分かるんだよ・・・ったく。
みたいなご経験ありませんか?
はい。コミュニケーションはと~っても複雑なんです。
話し手から聞き手へのコミュニケーションは以下のステップで行われます。
ステップ1:話し手(送り手)が脳内に伝えたいことをイメージする。
ステップ2:そのイメージをメッセージに変換する。
ステップ3:メッセージを記号=言葉(日本語)に乗せて発する。
ステップ4:聞き手(受け手)がその記号を受信する。
ステップ5:受信した記号をメッセージに解読する。
ステップ6:脳内に解読したメッセージをイメージに変換する。
ふぅ~(汗)
上記のステップをイメージしてみました。
話し手の脳内に描かれた青いイメージと、聞き手の脳内に描かれた青いイメージが合致して初めて「コミュニケーションが成立した」って言えるんです!!
この6段階のステップで少しでも「ズレ」が生じるとコミュニケーションエラーが発生し「あれ~っ。また伝わってない」となってしまいます。
だから、
「分かりやすい話し方」が必要なんです!
部下に「何回言えば分かるんだよ!」って怒るのはお門違い。
あなたが何回も分かりにくい話し方をしているだけです。
ところで、わかるという言葉は
分かるという字の他に、解る、判るという漢字が使われます。
これらの違いってご存じですか?
それぞれの辞書的な意味は以下の通りです。
分かる:意味や区別などがはっきりする。理解する。
解る:物事の価値や意味が理解できること。
判る:事実などがはっきりする。判明する。
どれも結構似てますね(笑)
これ、実は3つとも共通する意味があるってご存じでしょうか?
それぞれの漢字に使われている熟語を挙げていけば、自ずと「分かる」かも知れません。例えば・・・
分数、分解、分別
解剖、解答、解体
判別、判断、判決
如何でしょうか?何となく想像つきました?
分かる、解る、判る
それぞれに共通する意味とは?
正解は・・・
「分けられる」です
正解した方!おめでとうございます!凄いです!
つまり、分かるというのはイコール分けられるということなんです。
例えば、難しい数学の問題。
解けます?
実際、京大の入学試験で出た問題だそうです。
はい。私にはさ~ぱり分かりません(笑)
でも、この問題だって結局は四則計算、つまり、足し算・引き算・掛け算・割り算に「分ける」ことが出来るんです。(多分・・・きっと)
そう、難しい問題も分けて考えると簡単なんです!
これはコミュニケーションにも同じことが当てはまります。
複雑な問題を相手に伝えようとして、一気にしゃべったり、説明を端折ったりした時。相手はきっとこう思うはずです。
「ん?よう分からん?」と
だから、分けて伝えることが必要です
例えば、システムの操作方法であれば、場面ごとに押すボタンやその順番を分けて説明してあげる。
部下への業務指示であれば、きちんと、細かいステップに分けて、簡単なことから順番に伝えてあげる。
面倒なようですが、こうしないと結局時間が掛かります。
ミスも発生します。部下も自分も周りにも迷惑が掛かります。
自分が説明を端折り「分かりやすく伝えられなかったばっかりに」
【まとめ】
・コミュニケーションの伝達経路は非常に複雑
ということをまずは理解する。自分の考えは簡単には伝わりません。
・分かりやすいというのは分けられるということ。
相手に分かりやすく伝えたい時は「分けて伝える」努力をしましょう!
ピザみたいなもんですね(笑)
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