ペレニアルガーデン講座 第6回目(10月8日実施)
第6回目は、講座が始まって以来、初めての雨。
外での活動は最低限の雨天プログラムとなりました。
雨とはいえ、9時過ぎには、いつものように参加者の皆さんが集まり出しました。
全10回の講座は、6回目となり、ちょうど折り返し地点。
今日から班替えとなり、新たな班でのスタートです。
「よろしくお願いします」のご挨拶があちらこちらで飛び交います。
この日は、グリーンワークスの実習生、大学3年生の太田暖菜さんが受講生として参加。冒頭で自己紹介していただきました。また、今回から講座の記録写真を撮っていただく、カメラ担当のHarukkaさんも参加。今回使った写真は、Harukaさんの写真です。(とっても素敵な写真ばかり❤️)
いつものように、前回の振り返り、アンケートの回答から始まります。アンケートでは、質問も受け付けています。雨天時だからこそのゆとりもあり、心なしか丁寧な回答だったという声も・・・
講座は、「土づくりの流れ」のレクチャーからスタート。
雨で実践ができないことから、動画を交えての説明です。
宿根草園での土づくりについては、今までもアンケートで質問があり、回答していますが、あらためてどのような土づくりをすると植物のパフォーマンスを引き出せるのかについて学ぶ機会となりました。
その後、ガーデンに移動です。雨でなければ、実習をしていただく予定にしていましたが、ガーデンの状況を見て、耕運のデモンストレーション、植物の観察のみとなりました。
雨は、弱くなるどころか、どんどん強く降り出し、身体が冷える前に室内へ。
部屋で待っていたのは、温かいハーブティー。オレンジとシナモンなどのフレーバーのエキナセアのハーブティーに加え、S区の公園で摘んだ野草茶などの試飲もありました。
後半のレクチャーは、ガーデンで出来なかったガーデン内の小道(園路)のデザインについて。なぜ、ガーデン内に足場としての小道が必要なのか、その小道はどのような考えで引かれ、置かれているのか、などの説明がありました。
その後は、植物の分類と名前について。
一つの植物に対して、複数の呼び方、名前があることがあります。一般名、和名、学名、英名などなど・・・。それぞれの言い方、名前表記について学び、その上でややこしいものだということも含めて理解しつつ、世界の共通語は「学名」であること。学名は、属と種を表記する二名法で表記されること。また植物名の表記のルールなどについてのレクチャーがありました。
そして、植物を育てる上で知っておくと良い「原産地」についての話も。植物の生まれ故郷の「原産地」を知ることで、植物の「育て方」ではなく、「育ち方」がわかり、植物育てが上手くなるという説明には、皆さん目からウロコだったことでしょう。
さて、ここまでの名前や分類、原産地の説明は、実はその後の「図鑑づくり」に必要な情報の事前レクチャーでした。これらのことを理解した上で、図鑑づくりに挑戦です。
作っていただいた図鑑は、WEBで見ることができるようなデータベースを考えています。今後の課題ではありますが・・・
雨にも関わらず、第6回目も盛りだくさんの内容となりました。
この日にできなかったガーデン作業は、有志の皆さんで後日実施いたしました。
最後にHarukaさん撮影の美しい雨のガーデンの写真をお楽しみください。
文責:三浦香澄