Best of 筋肉短歌
1. はじめに
週に1回、Twitterのスペースで「筋肉短歌会」というのをやっております。
「恐竜」や「筋肉」、「異世界転生」など、様々なお題を元に短歌を即興で詠んだり、詠んでいただいたりしています。
短歌をガチでやっている人1人、一回もやったことがない人間1人、短歌を諦めた人間3人の計5人で運営をしています。短歌の面白さを、大喜利的な面白さに変換した通称「筋肉短歌」を参加者から募っています。
2. 2種類の短歌
筋肉短歌会には、2種類の短歌が存在しています。
・筋肉短歌
・雅な短歌
の2種類です。
筋肉短歌とは
僧帽筋サイズ建築基準法第2条違反 禁トレ3年
〜寝て起きたら筋〜
こういう感じです。頭の悪そうな短歌です。とても良いです。
雅な短歌の例は
一瞬の鼓動ヒラメ筋伸ばし第二走者はトラックを打つ
〜ヒプ寿司マイク〜
こんな感じです。雅ですね。普通の短歌としてもとても良いです。
3. Best of 筋肉短歌
ここからは超個人的な「Best of 筋肉」を紹介しながら、筋肉短歌会の歴史を振り返っていきましょう。今回は三つ紹介します。
エントリーNo.1
鍛えても1人
〜力こそパワー〜
評:素晴らしいですね。自由律短歌。しかもサンプリング元は自由律俳句。
全てが完璧です。出典は筋肉短歌会第一回 詠題『筋肉』からです。
ここから筋肉短歌会の歴史が始まったと言っても過言ではないです。
筋肉短歌なんて所詮は遊びです。その遊びにどれだけ真剣になれるかが、鍵なのです。素材を真摯に選んで、それを短歌に組み替えます。一見するとパクリだなんだと言われそうですが、実はとっても難しいです。
第一回目の時点で67首の短歌がきました。本当は5人でやる予定だったのですが、気づけば大量の短歌が寄せられていて、読み終わるのに3時間もかかってしまいました。第一回目からみんなに愛されてる感じがしてとてもありがたいですね。
エントリーNo.2
評:素晴らしいですね。なんの捻りもない散文です。
こちらは第2回 詠題『コンビニ』からの出典ですね。とても良いです。
アメリカンドッグといえば、一昔前はお祭りのテキ屋から買うものでしたが、気づけばホットスナックの定番みたいな顔をしています。たこ焼きだけはいつまでもお惣菜とテキ屋のものであって欲しいものです。
ちなみに、筋肉短歌会では名前で笑わせにくることも許されています。ボクシングではなく総合格闘技です。ニートだからこそ三日過ごせる。いや三日過ごさなければならない。この焦燥感みたいなものも合わさって余計に筋肉です。
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、この第二回から筋肉短歌会のTwitter ができたりしました。
毎回スペースのホストに使ったり、紹介しきれなかった短歌を投稿するのに非常に便利な使い方をしています。筋肉短歌会では毎週、新たな取り組みができています。
エントリーNo.3
評:意味がわからない。怖すぎる。
おじさんのゲロを想像するのも意味がわからないし、そんなに手を洗わなきゃいけない状況も怖いです。この短歌を読むと無性に手を洗いたくなります。コロナ禍の現状にマッチした素晴らしい筋肉短歌です。
冷静に考えれば第3回の詠題が『おじさん』だったのもよくわからないですが、とても良いですね。
4. 終わり
ということでざっくり筋肉短歌会について紹介してきました。
週に1回やってるんでよかったら詠んだり、聴いたりしてみてください。
あざっした。
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