人間文化過程

天才3歳児現役女子高生。Twitterで筋肉短歌会を開催してます。https://twitter.com/xjealousyx

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最近の記事

宮古小学校150周年に寄せて。

20代の私が、諸先輩方のように回想し教養深いことを書けるわけではないが、捲られる歴史のページに抜け満れがないように、私から見た宮古小学校について書こうと思う。 さて、宮古小学校の礎となる宮古村第二小学が開校した明治6年から今年で百五十周年であるが、この長い歴史の中で、校舎から教室へと登校した人間が何人いるだろうか。 2011年3月11日午後2時46分。 2001年生まれの私はちょうど10歳、宮古小学校4年1組の児童であった。 東日本大震災の発生とともに、向町の実家は全壊。仮設

    • 紙面の平野は続く

      小さい頃から本が好きで、叶わないような事ばかりを考えている。 保育園の頃はでかい図鑑や、アフリカのドキュメンタリー絵本を読みながら、保育園の先生と好きな女の子の2人と結婚したかった。 小学生の時にはデルトラクエストを読んだり、アガサ=クリスティーを読んでいたし、ロールスロイスに乗りたかった。 中学生の時はヤンキーをして教室に通えなくなっていたので、図書室に登校して安納努版の封神演義や羊たちの沈黙を読みながら、津波が来ない場所に死ぬほどでかい豪邸を建てたいと思っていた。 高校

      • 「少しずつ」の話

        日々仕事が積もっていって、そろそろ分身の術でも使ってババっとやらないと、終わらなさそうな感じになってきた。毎日少しづつでもこなしていければ良いのだけれど、なかなかそうもいかず、ついついおやつを買ったり飲み物を買ったりしている。そうこうしている内に少しづつ支払いが膨らみ、ついついAMEXを恨んでしまう額になります。 この文章も「少しづつ」を犠牲にして「ついつい」書いてしまっているわけですが、いつの日か「ついついシリーズ」を集めて自分の人生の中で取った素晴らしい休憩の証として見返

        • アナと雪の女王と無職

          こんにちは、天才3歳児現役女子高生の人間文化課程です。 僕のTwitterアカウント人間文化課程(@xjealousyx)が凍結されてしまい、Twitterができなくなってしまった。 僕は労働時間の大半をTwitterに割いているので、これは仕事がなくなったことと同義である。 無職。 暇すぎてやることがない。 Twitterアカウントは凍結されているが、検索と公開アカウントのツイートを見ることはできるので、元のフォロワーのツイートを見たりしている。 Twitterアカ

          分岐路

          自分の身近な人や、他人が人生の分岐路に立っているところに遭遇するたびに、思わず自分と比較してしまう。 今の自分の生活ややっていることに不満があるわけではないんだけれども。 仕事でものすごく大きなチャンスを与えていただいたり、それをうまくものにできた時はいいんだけれど、どうにも失敗してしまって自分のせいだなと思う時がある。 そいう時に作品を作ったりとかこうやって文章にできればいいけれど、全くそういうことができない日もある。 できない日はできない日で「なんで作れないのかな」「なん

          未熟と成熟(9/24)

          うたた寝から目を覚ますと、左右に田んぼとポツリと家が立っていた。宮古ではない景色に2秒ほど考えた後にようやっと思い出した。 ああそうだ、今日は友人とフェスに行ったのだと思い出した。運転してもらっているのにどうやら後部座席で眠りこくってしまったらしい。 とりあえず、運転してくれている友人に眠ってしまった非礼を詫びようと思った。しかし、どうやら友人は助手席のこれまた友人と話しているようであったので、どこか良いタイミングがあるか伺いながら、少し聞き耳を立てていた。 彼ら2人は写

          ¥1,000

          未熟と成熟(9/24)

          HearthStone Japan Cup 2022 Summerに参加したら、一回戦からトラブったけどめちゃ楽しかったわよ。

          はじめに9月10、11日に開催された HearthStone JapanCup 2022 Summerに参加しました。 (ハースストーンというカードゲームの日本一を決める公式Esports大会。) 登場人物 僕 タグはBerkeley129#1796。ランクは底レジェ。ダイヤ5の大当たりローグにボコボコにされている。地元の先輩にお金を借りている。 天才3歳児現役女子高生。 参加動機 地元の先輩に2万円借りています。パチスロ勝てば返せます。ハースで勝てば返せます。賞金の

          HearthStone Japan Cup 2022 Summerに参加したら、一回戦からトラブったけどめちゃ楽しかったわよ。

          さよなら三角、またきて

          毎日の中にある日々の不穏に、毎夜毎夜布団を被せて目を瞑って生きている。 しかし寝る子は育つもので、寝かせている間に手に負えないほど大きくなってしまっている。 この日々の不穏の元凶は言うまでもなく自分自身である。必要な努力や勉強、実務を行ってこなかったために三角の上に球を置いたようなアンバランスな生活になってしまった。 何かを変えようと思っても、三角の中身は怠惰と傲慢でしかない。どうにかして勤勉と安定の四角を手に入れたいが今更どうにもならない気がする。 このように自分の口から努

          さよなら三角、またきて

          シャブと宗教

          最近何かと統一教会の話題が上がったり、献金が騒がれているが、自分に完全に関係ないとは言い切れない。 霊友会という宗教法人を知っているだろうか?信者数が昨年の集計で1,181,829人という、現在日本で3番目に信者数が多い宗教法人だ。 昔教団自体がコカインで一斉捜査されたことがある極めて僕向きな宗教団体だ。 何を隠そう自分の祖母がこの霊友会の信者で、小さい頃からいろんな施設や山奥にある巨大な修行施設とかに連れて行かれた。 両親は、全然そういった事柄に興味がないので宗教2世とい

          シャブと宗教

          シンウルトラマンは美術を語るのか。

          仕事の疲れを引き摺ったまま、宮古市美術協会展に行ってきた。 暖色の会場で、小さい子供達が走り回ったり、様々な年代の人々が混ざり合ういい展示だった。作品に触れらる距離感での展示は田舎ならではでとても好きだ。会場も私立図書館なので分け隔てなく誰でも立ち入り、無料で見て、好きなだけいられる。誰も排除されない環境というのはどこまでも良い空間での展示だった。 場内は20点ほどの作品が並んでおり、各人1点の出展となっていた。田舎の展示なので、始めたばかりの人からコンペティションで大賞を

          シンウルトラマンは美術を語るのか。

          斜陽はドブにも落ちる

          砂川文次の作品の面白さは、日常から少しのところにある想像のできない別世界だ。それは簡単な分岐によって起こるのではなく、本来動くはずのものが動かなかったことへのつもり積もった不信感による別世界である。 政府による殺戮や、ジェノサイドは最近の国際情勢を見ていれば本当に起こりうることかもしれない。しかし想像のできない別世界。いや、想像することしかできない隣の世界。いずれにしても、自分自身には降りかかることはないだろうという心理を持って生活している。 簡単な分岐ではないと言うのは、本

          斜陽はドブにも落ちる

          漂流

          係留していた波止場から繋いでいたロープが切れてしまった。 エンジンを修理している間に船内の掃除をしようとして船に乗り込んだはいいものの、掃除に夢中になってライフジャケットを入れておく小さな空間に上半身を突っ込んでいる間に漂流してしまった。 波止場は海にひらけていて、海に落ちていく夕陽を私は気に入っていた。雨でも晴れでも、光の糸を海は無限の方向に反射していて、できれば私もああなりたいと思っていた。 しかし気づけば、船の上に一人だ。海を羨む気にもならないし、何となく恨む気にもなれ

          雑記(4月2日〜3日の小旅行に関して)

          4月2日、3日と二日間、岩手県内で写真活動をしている太陽くんや、繋げてくれた吉田くん、イラストレーターをされているツトムさん、ゆうとくんに盛岡一関を案内していただいた。 太陽くんのことは以前からSNSを通じて知っていて、偶然共通の知り合いの紹介で、2年越しに会うことができた。先週末に宮古市内を太陽くんに案内したことがきっかけで、とてもいい機会にたくさん恵まれたなと思います。 自分は取り止めもない文章を書いたり、少しの評論を書いたり、作品をみんなで鑑賞する機会を設けるくらい

          雑記(4月2日〜3日の小旅行に関して)

          バレたならお金を払って許される そんな食い逃げスリルが足りない

          男は何かで一番になったことがない。学校の徒競走も、会社での成績も全て一番できるわけではなく、一番できないわけでもなかった。しかし男は自分の上に自分以外の人間が立っていることが心の底から許せなかった。合法的かつ、オリンピックの金メダルのように、名誉と金と地位が得られる物であれば男も少なからず社会的な道義を感じてその道に進んでいたであろう。そうすれば自分の上には誰もいない男が今生で見ることのない、彼自身が羨望する景色を見られたはずである。 しかし男には合法的なものに何一つとして才

          バレたならお金を払って許される そんな食い逃げスリルが足りない

          笑ったり お風呂で歌うことずっと 個人の自由でありますように

          写真:人間文化課程  タイトル短歌:サンゴネンザ 1.初めに Twitter上で相聞歌をトーナメントの形で競い合わせるKPタッグトーナメントが開催されている。一回戦に予定されていた試合が、ちょうど終わってこれから2回戦になるようである。 かく言う自分自身も出場したが初心者らしく一回戦負けとなってしまった。 元から勝ち上がる気満々で、相方のサンゴネンザと2回戦用の短歌を準備したり、それらの短歌を作るにあたってショートショートを書いたりしていた。 しかし一回戦負けになって

          笑ったり お風呂で歌うことずっと 個人の自由でありますように

          昨日の夜と同じ失敗を、人生の中で何回しているのだろうか?

          酒はもう飲まないと人生で何回思ったことだろうか。 酒はうまい。ドラッグだから美味い。飲めば、人生が壊れる音楽が頭の中で響いてくるから美味い。 その音楽の音量を大きくするために飲む。呑む。のむ。 悪癖が二つある。 一つは酒を飲まなければ、女と話すことができないこと。 もう一つは、酒を一口飲むと歯止めが効かないことだ。 この二つが相互作用して、人間界に化け物が生まれてしまう。それが僕だ。 毎日酒を飲んで美味い飯を食って、そのままトイレに行って全てを未消化のまま吐き出

          昨日の夜と同じ失敗を、人生の中で何回しているのだろうか?