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お金は将来いらなくなる?「お金に代わる価値」と「その新たな価値による経済活動」

"人生100年時代、80年後に果たして今のお金の価値観が変わらない保証はありますか。"

こんにちは、Jinです。
本日の投稿は「お金に代わる価値」について考えていきたいと思います。

早速ですが、いくつかの問いについて考えてみてください。

これからもお金のために、社会に対して自分の時間を切り売りし続けますか?
これからもお金でモノやサービスを購入することが出来ますか?
これからの経済活動は投資による資産の増加だけで乗り切れますか?

これら問いを自分の言葉で考えられている人は、世の中にどれほどいるでしょうか。
深く考えることをせずに、「当たり前のこと」として理解してしまってはいないでしょうか。

例えば今から80年前には、大卒の初任給は4,223円で、80円で映画を見ることが出来ていました。
日本が玉音放送をしてから、たった5年後の終戦の時代です。
感覚的には昔のことだと思うかもしれませんが、実はそうではなかったりします。

その一方で、1990年頃から消費者物価指数は大きく変動していません。
ですので、現代人はこの物価変動に対する認識が甘いのかもしれません。

これらを考えたときに、人生100年時代、80年後に果たして今のお金の価値観が変わらない保証はありますか。


皆さんの将来ではどのような価値観が当たり前となっているか。
そしてその時に豊かな暮らしをするために、何を準備することが出来るのか。

このnoteを通して、皆さんが未来に向き合って考え始めるためのきっかけを共有したい。
そんな思いで今回の執筆に至りました。

このnoteでは、私のなりの未来予想とその根拠を説明します。
多くの人の"きっかけ"になることを願っていますし、皆さんの意見も積極的に聞いてみたいと思っています。
これから話す内容で、皆さんが何か考えることがあれば、是非SNSなどで拡散して頂きたく、
皆さんと一緒に未来について考えるための機会を作っていただければ嬉しいです。

お金とは

言うまでもなく、現在の経済活動ではお金が価値を図るための尺度となっています。
そして、市場に流通するキャッシュの量などによって、少しずつ価値を変え、それが物価として反映されていきます。
昨今の投資ブームでは、こういった物価の変動に耐えうる資産形成を目的にしている方も多いかと思います。

まずは、お金の起源を考えてみましょう。
お金は信用で成り立っているだけの、ただのモノでしかないです。
古い時代は物々交換が主流でしたが、魚や肉などを長期間保存ができないなどの理由で、稲や貝が物々交換の仲介として使われるようになりました。
その後、その仲介するモノが、希少価値の高い金・銀・銅に代わります。
金属は当然重いですから、それが後々、紙幣や硬貨に代わっていったのです。

ここでポイントになるのが、「信用」です。
お金が流通してからも、お金は金・銀・銅に交換出来たので、"価値"として信用があったわけです。
ですが、当然流通する全てのお金に代替する金・銀・銅を保有しておくことは難しく、お金そのものが信用できる価値あるモノとして変化してきたのです。

仮想通貨が流行した理由も、それがお金に換算できるからです。
ですので、原則仮想通貨を発行するためには、それと同等のお金を保有していることが前提となります。
お金に換えられるという「信用」をもって、仮想通貨が取引されるんですね。

実体経済と金融経済

前章でお金について話しましたが、気になったことはありませんか?

お金を使ってモノやサービスを享受する経済活動は実体経済と呼ばれます。
一方、投資による経済活動は金融活動と呼ばれます。

実体経済は普段皆さんが慣れ親しんでいるもので、生活の基本ですよね。
ですが、実は金融経済の方が市場規模が大きく、実体経済の50倍ほどという課題を抱えています。
つまり、現在のお金の価値は、「根本的な物々交換のためのモノ」ではなく、「マネーゲームに使うモノ」という側面が非常に強いです。
人口の1%だけがこのマネーゲームで利益を享受しています。
必死に汗を流して働きながら回している実態経済は、相対的に小さな市場でしかなく、金融経済に金融危機が訪れた場合に一気に崩壊することになります。

仮想通貨の暴落をイメージすると分かりやすいかと思います。

ここで言いたいのは、「そもそもお金に対する信用って確かなものなのか?」ということです。

未来に向ける活動

ここまでの話を聞いて、「じゃあ投資をしよう」と思った方がいるかもしれません。
確かに、銀行にお金を預けても将来100分の1の価値しかなくなるかもしれないので、経済と連動する株式などを資産として保有することは正しい判断だと思います。

ですが、このnoteでお伝えしたい内容は違います。
そもそもお金に価値を見出すことが間違っており、他の何かに代替されるのではないかということを考えていきたいと思います。

これまでは事実を述べてきただけですが、これからは私の考えを私の言葉で論じていきたいと思います。

お金に代わる個人の信用

"個人の信用"が今後の経済活動における価値になると考えています。

中国の信用スコアを考えればイメージが付きやすいです。
中国では個人の信用をスコアとして管理されており、スコアが高い人は「ホテルやレンタカーのデポジット免除」「SNSでの好待遇」「高級ネット通販の使用」が認められているなどのメリットを享受しています。
一方、無人のコンビニでは、スコアが低い人は入店すらできないなどの制約も出てくるでしょう。
つまり、実質的に、「お金」と同じ価値を持ち、むしろそれ以上の価値として浸透していっているのです。

私の考える"個人の信用"とは、ここまで政府に徹底管理されたものではないですが、
非常に近いシステムが設計されていくことになると予想しています。

個人情報保護の潮流を考えると、個人の信用が個人情報と紐づきデータ管理されることはないでしょう。
例えば、お店でモノを買ったときのポイントにように、ポイントを貯めながら使うこともできるという仕組みになると思っています。
例えば、200円のジュースを200ポイントで購入できたり、100,000ポイント以上で入店できるレストランがオープンしたりすると考えられます。

そして、ポイント加減の仕組みは例えば以下のようになると思います。

・社会的信用 (犯罪歴の有無など)
・社会貢献 (非営利の活動有無など)
・影響力 (SNSのフォロワー数など)

この時、さすがに犯罪歴のみは偽造を避けるために個人情報と紐づき、カード発行時にマークがつくなどの対応がされるでしょう。

ここまで聞いて、「そんなわけない」と思う方も多いかもしれません。
ですが、考えてみれば現在の日本はこういった傾向になってきています。

現在のお金に代わる価値

今の日本では、サロンやYoutubeなどが盛んで、個人を売り出すことが増えてきています。
今時点では、どちらかというと「影響力をつけたい」というような欲求が主流だと思われます。
Youtuberにしても芸能人のサロンやYoutube活動にしても、「自己実現欲求」や「尊厳欲求」などの内的に満たされたい高次の欲求を満たすための活動が盛んになってきていますよね。

ちなみに、「自己実現欲求」「尊厳欲求」は、マズローの欲求5段階説から参照しています。
人がどういう順にどのような欲求を満たしていきたくなるかという順番を示した、有名な心理学の考え方です。

要するに、そういった個人を売り出している人たちの多くは、社会的(お金的)に成功した人ばかりです。
お金以外の価値として、影響力、つまりフォロワーなどが増えることに価値を感じるようになっているのです。
また、そういった人たちにとって、影響力をつけるためには信用が必要で、そのために犯罪に手を染めないことはもちろん、嘘をつかないように気を付ける人も増えてきています。

ここまで見て頂くとわかるように、お金以外の価値を求めて経済活動をしているという例が、実は身近にあるんですね。

また、SNSのフォロワー数に応じて異なるサービスを享受できる飲食店も増えてきていますので、
その影響力が実質的にお金に代替し始めているケースも出てきていると言えます。

未来のお金に代わる価値

"お金に代わる個人の信用"でもお伝えした通り、これから先、個人のスコアがお金の代わりにモノやサービスを享受するための価値に代わっていくと考えています。

前述のように金融経済の肥大化によるお金への不安も理由として考えられます。
持続的な経済活動の重要性がSDGsで提唱されているように、社会貢献の重要性が増していることも理由として考えられます。

皆さんに考えてほしいこと


個人のスコアの話をしましたが、それは未来の話なので誰にも分りません。
また、それに対する行動は、実際に社会がそういう風に動き出した時でも遅くないと思います。

私が伝えたかったのは、「お金以外の何かに価値を見出し、その価値を受け取るための努力をして欲しい。」ということです。
社会貢献でも良いですし、影響力をつけて何かを発信するでも良いと思います。
確かに、お金以外でモノやサービスを享受することはできません。
ですが、それ以上に、豊かな人生を進めていくために、あたなにとって何が最も重要か考えてみてください。
考えるきっかけを持ってください。

そして、あわよくば、あなたのその価値でモノやサービスを買うことが出来るようになっていればラッキーだと頭の片隅で覚えておいてください。

最後に

ここまで見てくださった皆さん、有難うございました。
これまでの私の執筆は、論理的な思考と行動にフォーカスしていましたが、
今回は事実を元にした自己啓発のような内容とさせて頂きました。

この内容が良かったと思う方は"スキ"で教えてくれるとモチベーションに繋がります。
コメントや拡散いただけると、さらに喜びます。 
そして、記事はこれで終わりですが、もし凄い共感してくれた方が居れば、購入してくれると助かります。
インプットのために使わせて頂きたいです。

今後とも、皆さんに有益な情報を発信していければと思うので、是非引き続きお付き合いください。

Jin

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