年始の目標は、「あり方」で立てる。
2022年がはじまり、1月もそろそろ終割ろうとしている。
小学生のころのスピード感が「自転車」ぐらいだとすると、今は「新幹線」に乗っている感覚で時間が過ぎる。
あと10年もすれば、スペースシャトルにでも乗っているんじゃないだろうか。
さて。
年始になると、毎年のようにやっていることがある。
その年の目標を立てること、だ。
1月のうちは結構やる気満々に取り組んでいるのだけれど、そのうちなんか思うように進まなくなってきて、2月くらいにはだれてしまい、3月にもなると「うん、もういっか…」と諦めムードが漂っている。
意志薄弱。
小学生のころの方がまだ意志が強かった。
運動会で竹馬競走に選ばれ、それまで竹馬なんて乗ったこともなかったにもかかわらず、「運動会までは乗りこなしてやる!」と鉄の意志で放課後や休日、練習に明け暮れ、バリバリに乗りこなせるようになったあの頃のぼく。
いま同じ状況になったら、「竹馬ぁ?そんな乗ったこともないんで無理ですぅ・・・」と情けない声を出して逃げ出してしまいそうな気がする。
かっこわる。
そんな意思薄弱ウイルスに感染した自分を治療するように「今年も目標を立てよう」と考えていたのだが、たぶんこれまでと同じような結果、つまり、途中で諦めて終わるパティーンになってしまう気がしてならない。
「気合」と「根性」でなんとかできればいいのだが、気合と根性でなんとかなるのならすでになんとかなっているわけで、ぼくの場合「気合」と「根性」は、負けの込んだギャンブルで放たれる「次は勝つ」ということばくらいあてにならない。
「さてどうしたものか・・・」
頭を悩ませていると、尊敬する起業家「けんすうさん」が、オンラインサロンのブログで年始の目標についてこんなアドバイスをサロン向けの記事に書いていた。
「年始の目標は『ありかた』で決めるといいかもしれません」
年始すぐに読んだ記事なので記憶ベースになるが、大事にしたい価値観を明確にして、その価値観をもとに生きるといいよ的なメッセージだった。
たとえば商売でいうと「2022年に月利100万円を達成する」とかではなく「目の前のお客さまひとりひとりを大切にする」、プライベートでいうなら「たくさんスマイル」とか「誠実である」のような、「目標」というより「テーマ」を決める、という感じ。
なるほどたしかに、こういう決め方をしておくと途中でだれることはなく、そのテーマで1年間を過ごすことができるし、テーマに沿ってその都度目標を決めることもできる。
実は職場の上司が昨年、おなじようにテーマを軸にして1年間を過ごしていた。
その上司は「誘われたことには乗っかる」というテーマを掲げていて、事実、僕の誘いはほぼすべて乗っかってくださった。
「サウナ行きましょ!」
「山登りに行きましょ!」
「中型バイクの免許取りに行きましょ!」
上司から帰ってきた答えはぜんぶ「Yes」だ。
中型バイクなんて自動車学校に10万円近くコストがかかるにもかかわらず、高須クリニックの会長に勝るとも劣らないくらい気持ちのいい Yes をくれる上司。
「のっかる」というテーマは上司としてもかなり手応えを感じたらしく、今年も「のっかる」は継続すると話をしてくれた。
たいして、中型バイクの免許を無事取得したあと、「このままの勢いで大型バイクの免許も一緒にどう?」と誘ってくれた上司にたいして、「いやぁ大型はいいっすわぁ」と秒で断った自分、マジファック。
少し話が逸れたが、これまでのことから、年始の目標は具体性を持って決めるよりも、その年のテーマを決めて、テーマに沿って生きるっていう方がよさそう。
というわけで、2022年は以下をテーマにして生きていこうと思う。
❶のっかる
❷変化する
❸許す
❹恥をかく
❺やってる
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