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扇風機をかたづけるのと石油ファンヒーターを持ち出してくるのが同時だった


はじめに

 ズボラなわたしでも臨機応変に動くことがある。それは学習サポートのしごとのうえでの行動。生徒のためならばやはりしごとなのですぐにやる。今年はこの地域はほぼいわゆる「秋」の季節がなかったので、とんだ模様替えとなった。

きょうはそんな話。

扇風機を持ち出す

 11月の中旬のある日。自宅と教室を兼ねる賃貸マンション。気温が下がったと思い、扇風機の羽根の部分を分解して洗った。組立て直し来シーズンまでクローゼットへしまう。ところがなんとその翌日には室内は30℃超え。あわててクローゼット奥に押し込んだこの器具をとりだす。

夕刻でも気温は下がらず、冬の上着すがたの生徒が汗ばんで来室。扇風機の出番となった。今シーズンはいらないだろうとかたづけたとたん暑くなるとは。これでも追いつかずにエアコンで冷房。早朝に移動する生徒たちはたまらない。昼間との温度のギャップにとまどうばかり。

ストーブを持ち出す

 その2日後。今度は朝に急激に冷え込んだ。ここはもとのすみかにしていた山ぞいの家。これでも例年なみらしい。とたんにさむく感じたのであわてて石油ファンヒーターを持ち出す。学習サポートの教室として休日の朝から使っている。生徒たちが寒くては風邪をひきかねない。

あわててすでに買っておいた灯油をファンヒーターのタンクに給油。なんとか生徒があつまるのに間に合った。やはり厚着してきた。外が寒かったようで入ってきた部屋のあたたかさにほっとしたようす。

エアコンのチェック

 つい先日までフル稼働していた後者の教室のエアコン。最終年の夏をやり過ごせばよいとひと夏だけのため中古を購入してしのいだ。ふと見上げるとインバータエアコンだった。冬もファンヒーターのバックアップ用の暖房につかえるはず。

灯油をきらしたときに備えて念のため暖房につかえるかチェックしておこうとスイッチを入れた。あれっ動かない。先日までしっかり冷房に活躍していたのに。リモコンの電池切れの可能性あり、電池を買いに向かわねば。

このように急な気温の変化で寒暑が入り乱れ、泥縄式に対応。なかなかことしの気候はひとすじ縄でいかない。

結局おなじタイミングで

 ふたたび取り出した扇風機をようやく本日しまう。同時にファンヒーターは本格稼働。こんなに両者に関する出し入れ作業が重なったのははじめて。なんともまあ、季節の「秋」がふっとんだ感じ。

たしかに11月中旬までは朝晩ふくめて半袖Tシャツ1枚ですごせた。かけふとんはうすい夏用のままだった。水出し紅茶もおなじ。ここまで長くつかうのははじめてのこと。10月でも例年にない暑さだったのにまさか11月になってもそうとは。

おわりに

 一方、紅葉(黄葉)はいまだはっきりしない。わずかに色がはいっているかなといったところ。梅など一部が落葉したのは10月の大風の影響のよう。あきらかに12月に入らないと変化なさそう。紅葉の遅れはここ数年でごくふつうになりつつあるが…。

それにしても秋はどこへ行ってしまったのだろう。もどってきてほしい。


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