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1週間経つのがあまりにはやすぎないかとこのところ思うことが多くなった


はじめに

 とりたてていそがしくなったわけでも、とくにあたまのはたらきが急激に変化したわけでもなさそうなのに、このところ時間の進みぐあいが異様にはやい。

どうしてだろう。学習サポートに生徒たち、とくに受験生がひんぱんに訪れるためか。それとも研究パートで論文をいくつも並行して執筆しているからか。いろいろ理由を考える。

きょうはそんな話。

(Title photo; Dane John Gardens, Canterbury, The U.K., April 2002. )

時計がおかしくないか

 夜なかに置き時計がうまく電波をひろっていないと気づいた。21時過ぎなのにまだ夕方あたりの時間を指し示している。それはいいのだがどうもこのところわたしのあたまのなかの時間の進みぐあいがあきらかにおかしい。

朝4時過ぎに起きてから22時には寝るのだが、その起きている時間がもう短すぎるだろうというぐらいにあっという間。こうしてまたたくまに歳をかさねてしまうのだろう。

たしかに世間では歳をかさねるつれ、時間のすすみぐあいがはやくなるとよくいわれる。まわりでも話をよく聞く。たしかにそうだねとうなづく面はあるが、それにしてもここ1年のあいだはあっという間。2,3か月前ぐらいが正月だったような気がする。ほんとうはすでに10か月あまりの時間が経っているのだが、そう長く経ったように感じない。あっという間だった。

ことしの気候のせいでは

 ひとつにはあまりに気候がおかしいためではないか。気温が高めのほうへとかなりシフトし秋が来ぬまま冬の気配。季節と時間の感覚がおかしくなったと言えなくもない。数日前、昼間は異様に暑く、雨が断続的に降るので窓を締めているといつのまにかカンカン照りに。みるみる室温が上がり31.5℃。生徒が訪れるのであわててクーラーを入れる。まちがいなく11月だよね。

せんたくものを干すのにベランダに出ると、こんどは陽射しが強くて暑さですぐに汗が吹き出す。こうした昼間と朝夕との温度のギャップで洗たくものがかさむ。と思ったら今度はガクンと気温が下がる。こうした気候変動にともなってどうもわたしの時間や季節の感覚がおかしくなってしまったのではと考えたくなる。それぐらいことしの気候は異様すぎる。

時間の使いかたは

 それともうひとつ。時間の使いかたが変わったからかもしれない。こどもとはなれてひとりぐらしをはじめ、しごとにいかない日にはひとりですごす。他人を気にせずに気ままに時間をすごす。

すると自由なはずの時間をルーズにつかってしまいがち。そのせいであっというまに時間は経過。そうだ、きっとこのほうが大きそう。このところの時間のたりなさ加減から、極端に時間のつかい方が変わったといえそう。

そのために時間の経過が思った以上にすすむのかもしれない。これはあまりいいことではない。やりたいことができないままが増えてしまい、要領が悪くなりそう。せめて年齢相応の時間のすすみぐあいまでもどせるだろうか。

おわりに

 ふだんのだんどりをもうすこししっかり時間をくぎっていこうか。とくに仕事のない日。家事ばかりに追われて行きたいところに出かけたり、老いた親とのあいだで話し合ったりなどすべきことがおざなりになっている。

必要な衣料品を買うだけの時間すら確保できないまま。これはあきらかにおかしい。休日が休日らしくない。時間のつかい方をいったんふりかえってみたほうがよさそうなのはたしか。そうしないとやりたいことがほとんどできないままになってしまいそう。


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