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再開発のすすみつつある街なかとその周辺でちょっと変わったスモールビジネスに合う物件さがしで思うこと


はじめに

 あらたな事業をはじめたい。拠点の候補となる場所一帯を歩いてまわりそれらのちがいを探っている。

あちらをたてればこちらがたたずとなかなか条件に合う物件に出会うのは至難の業。どれも良すぎて高すぎる。そんな場所はかならず使われているのが当然。おそらくいずこもこの不景気で苦戦をしいられているのでは。

でも今回みつけたい物件は意図が異なる。先日は関連する先行事例のようすをつかむために都心に出向いた。極端な都心部と下町風情の商店街の両方。今回の取材とこれまでの経験をすこしでも活かして、うってつけの場所をみつけたい。

きょうはそんな話。

ぴったりの場所

 なかなかそうあるものでない。ニッチなスモールビジネスとして成立する場所。おそらく事業をいずれは大きくしたい、もうけたいヒトとは考え方がちがうかも。生活をきりつめることで事業化できるボーダーラインを引き下げて成立させる。事業に慣れていく過程でさらにきりつめる。

20年やって成功した方法。それを今回も活かすつもり。その程度のスモールビジネス。これならばかなりの場所でおなじようにできるはず。

なにもだいそれたしごとにするつもりはないし、こじんまりまとまったものでいい。これならば最初からライバルはあらわれにくい。落穂をひろいあつめる感じがわたしには合っている。それはそこそこ生きてきて心得ているつもり。ヒトによってはよくもまあというレベルかもしれない。

ヒトを雇えない

 とてもヒトを雇える規模でないし、大きな金額がうごくものではない。それをやるだけのテナント料や光熱費を払えればいい。そのため小さなスペースでやれること、そしてわたしひとりがかろうじて食べられて赤字にならねばいい。

そんなものはじめから「事業」とはいえないかもしれない。それでいい。おかげで環境へのダメージも大きくないはず。

上に記した視点で合法でしかも自分でおこなうかぎり、なにもヒトにとやかく言われなくていい。自己責任で完結できる点もいい。

協調性は…

 おそらく自分勝手に好きなようにやりたいだけ。それで満足できるのが理想的。手堅い需要がありながら、先進国なみの収入を得ようとするあまり成立してないだけ。あまりに小規模で一般的なサラリーマンのように稼げなければやり手がいない、そんなしごとでいい。

それをいくつかみつけている。それぞれに合った物件を探しては、まずはデメリットからならべてみる。それらをひとつひとつくふうや努力でカバーできそうか、気にならない程度の難点としてのこっても目をつぶれるか探る。

需要の想定

 その場所で需要をどの程度見込めるか。これには悲観的な予測と常識的な予想のふたつの算段し、たして2で割る。たしかにみずから立ち上げたビジネスをふりかえるとこの想定の範疇におさまる。けっこうおもしろい。

これまでの経験からヒトに指図する、あるいは雇うレベルに達したとたんにむずかしさを感じる。ヒトをうごかすむずかしさは学校で身につけるものとはあきらかにちがうし、難易さの度合いがことなる。わたしには合っていない。個人で完結させるか、よほど気の合うヒトに一時的に協力を願うかする。

おわりに

 事業のむずかしさはまさにそこにありそう。相対するのは顧客にしても従業員にしてもヒト。そのいずれもがとても重要。雇い主としての才覚は残念ながら持ち合わせていない。管理者をつとめてほしいとの依頼をいくつか断ってきた。むしろそれでいい。ほぼひとりで完結させるだけのスモールビジネスこそふさわしい。さて、そろそろ候補の物件をしぼっていかないと。


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