へんなふうに頭をだした親知らずがきっかけになり歯をみがくさまざまな用具を知った
はじめに
現在、歯の治療中。年をかさねて口のなかをオーバーホールするのにちょうどいい。街なかの歯科通いはじつにたやすい。ところが歯の状態は思いのほかよくなかった。
それにともない歯みがきをみなおすことにした。
きょうはそんな話。
歯科に通う
何十年ぶりだろう。むし歯を発見。親知らずがわずかにむしばまれた。ななめに顔を出したのがよくなかったらしい。そのためとなりの歯とへんなかたちで接してそのあいだが傷みやすいとのこと。
これらの親知らずは治療をあきらめ、あいだをおきつつぬいていく。すでに左上の1本の抜歯を終えていま養生中。
1か月後にこんどは右上。「やっぱり治りに時間かかるのは年齢なんですかね?先生。」とわたし。歯科の先生はそれを聞いてわらっている。
左右同時に抜いてもよかったが、それでは食事がおぼつかないだろうといろいろと配慮してくださる。たしかにそう。1本めをぬいたあと3,4日のあいだまったく左の歯をつかわずにやわらかいものだけ食べた。歯のあったところがふさがったとかんじられたのは1週間ほどあと。
歯みがきの用具
ほどなくドラッグストアにむかう。歯ブラシのコーナーをみていく。いつもはごくふつうの歯ブラシをみつけたらすぐにレジで支払いをすませていた。とくにじっくりならんでいるものをみる機会はなかった。ところは今回は歯科の先生の合格点をもらいたい。「なかなか奥歯はみがきにくいですからねえ。」とおっしゃる。
たしかに目に見えにくい歯のむこうがわ。ぬいたあとでも奥にはかわりない。こうした場所はおとな用の標準サイズの歯ブラシではとうてい入っていかないうえにうごかすことすら容易でない。わたしのブラシはもともと小学生用のサイズ。数十年来それをつかいつづけてきた。
それにもかかわらずとどかない。やはりむし歯ができるのも納得。1日3回日課でみがいていたにもかかわらず目的を果たしていなかった。
どうするか
みがけていない場所をメンテナンスするには…。じっくり見わたしたことのなかったドラッグストアの歯の用具のコーナーでいくつか手にとった。ひとつは歯ブラシの毛たばがたったひとつのもの。
通常の私達が目にする歯ブラシはこうした毛たばが3✕6~7列ならぶ。ところが手にしたものはたったひとつの毛たば。手にとったときにはすぐにへたれないか心配だったが、背に腹はかえられない。同時にデンタルフロスも購入。
それ以来、歯のみがきかたが変わった。まずはいつもどおり歯ブラシで全体をひととおり。そのあとこの毛たば1本で、最奥の歯の裏がわを意識しつつあててこまかくうごかす。
力はいらない、ただこまかくうごかす。意識をここかなとたしかめつつみがく。やはり従来はここまで届いていなかったと再認識させられる。つまりはこのふしぎな形状の歯ブラシが、そこそこそ最奥部の地帯に効果的にとどくしろものだとを主張している。
おわりに
それにくわえてデンタルフロスでもって歯と歯のあいだ。こちらをつかうと従来の歯ブラシではじゅうぶんでないことを再認識させられる。このくらいやってやっと一人前なんだと反省。たしかに舌で歯をふれてみるとなんとも歯のつるつるぐあいがちがい、しかもある程度持続すると理解できた。
こちらの記事もどうぞ
広告