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料理をするならやっぱりつかいなれた削る、おろす道具がいちばんいい



はじめに

 ふだんなにげなくつかっている道具。とくに料理の用具は必要最小限のふだんづかいをひっこし荷物にくわえた。

1日3食摂るのでさまざまちまちましたものが要る。ながいものは何十年となじみの品。

(タイトル写真:はたけのケールとラデッシュ、アーモンドスライスのサラダ)

きょうはそんな話。

おろしがね

 やさいはかたまりでなく用途に応じたべやすいように、しかも食感をたのしむためいろいろとかたちをかえて調理する。

たとえばおろしがね。ひとむかしまえの家庭用はなまえのとおり金属製。ゆびを用心しながらだいこんややまいもなどをおろしていた。いつのまにやらあつかいやすいプラスチック製に置きかわる。ただしつかいつづけると摩耗してしまう。たまに親の家の金属製のつかいごこちのよさにびっくりしてしまうほど。こればかりはいたしかたない。

いまも金属製のおろしがねをつかうかたもおいでかもしれない。どうやらこの「おろす」作業をうまく調節すればたとえばだいこんおろしなどを好みの味にできるらしい。

べつのタイプ

 わが家のプラスチック製のおろし器具は、酷使して時間がかかるのでさすがに寿命とおもいひっこしの機会に感謝をこめつつ処分。

しょうがやにんにくなどはごく少量でいいので、うわぐすりのかかる陶器製のごく小さな用具でおろしている。まったく歯はなく、ぽちぽちとちいさな突起がならぶばかり。これでにんにくぐらいならばじゅうぶんおろせるし、においうつりしにくい。

はなしはかわるが、パン粉がないときには凍らせた食パンをそのままおろし器具ですりおろして使う。このみのパンなのでフライにしたときにおいしい気がする。

粉砕するには

 少量であれば粉砕できる器具は便利。毎朝みそしるのだしを手軽にとれないかと、煮干し、かつお節をそれぞれミルサーにかけてストック。数日分をまとめて粉にして冷蔵庫に保存して少量ずつ数日でつかう。ただし粉にするたびに部品をひとつずつはずしてすみずみまであらい、かわかす手間がふえた。かえってしごとをふやすことになる。

たしかに粉砕だけでなく、電動の調理器具の多くは便利。たとえばお菓子のメレンゲづくりで電動ミキサーは活躍する。ちからはいらないしとにもかくにもはやい。そしてきれいにできる。そのメリットをいかせるのはやはりたくさんつくるとき。ひとりぐらしにはどうだろう。

電動の用具はあらうほかにかさばるのでスペースのかぎられたキッチンでの収納場所にあたまをなやませがち。

おわりに

 それにひきかえおろし道具はどれも平たく引きだしのすみに収納しておけばいい。個人でもつにはこのほうがいいかも。なるべく身軽になりたい、道具から開放されたい身。べんりさとのかねあい。

ふだんづかいには器具をいつも目のつくところに置ければより使う頻度がふえそう。結論としてなるべくコンパクトで実用的なものを最小限だけ置くのがよさそう。

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