日々の消費をつうじて缶やびんがたまるのであった
はじめに
ひっこし準備がつづいている。これまでは前哨戦であったといっていい。いったん「残す」と判断したものを、移動・運搬を依頼してかかる費用をすこしでも抑えるために、さらにへらす。それにともない「みずからはこぶ」あるいは「処分する」のはいたしかたない。
なかでもこれまでのながい消費生活にともない「これはリユースできる」とおもい、ストックしたものは大はばにその目に遭う。
きょうはそんな話。
ごみへのしわけ作業
えんえんとやっているとおそらく閻魔大王とはこんな役割と心境にあるかもなとおもえる。たくさんのしわけをするうち、ええい、めんどうとおもうこともあろう。わたしもそう。
週2回ある休みの日を文字どおり休養できずにこのところ本格化したひっこし準備に余念がない。しごとはいよいよ佳境にはいり、「もっていく」「もっていかない」の最終判断の段階をむかえつつある。
「もっていかない」に分類されたものは、行政の大型ごみ回収の連絡やコンビニでの費用の支払い。リサイクルショップへのもちこみ。日々のごみカレンダーとにらめっこで、きょうは金属ごみ、あすはガラス、そうそうスプレーもあった、などなど。
ゴミ出し当日のあさはバタバタするので、1日前にはあすゴミ出しするぶんを玄関先にまとめておく。とくにこまかい分類にしたがうごみに関してはこの1,2か月のあいだ休日返上でしっかりしわけをした。おかげで「行政のこまかなごみ分類のサポーター役になれるのではないかい。」とおもえるほどに。
缶とびん
おもいいれのある品物もでてくる。ああ、これを手にいれたのは高校のとき、こっちは大学の友人から、それはだれの結婚式の引き出物だったかなとか。そんな感傷にふけっている場合ではない。くびをよこにふりつつ、現実世界へ。眼のまえにはこれからしわけをまつものたちが山盛りに決済をまつ。
とくにあちらこちらから缶やびんがでてくる。もちろん空。中身はわたしたちの胃ぶくろにおさまった。こうしたいったん空になりきれいに洗った容器。けっこう目のまえにあるものだけをつかいまわすもの。ジャムや梅干し。焼のりなどほしいときにかぎって適当なサイズのものがない。作ってしまってからびんをさがしまわるとか。やることが泥縄式になりがち。
その反省もあってびんはなかみを食べたあときれいにあらい、ぐらぐら煮て煮沸消毒して乾燥。ふたをきっちり閉めておく。それだけていねいにストックしてあったもの。で、今回作業であつめると45リットルぶくろにいっぱいはいるほど。心配性にもほどがあるなぁ~とわらってしまった。こんなにたくさん手づくりジャムをつくらない。
しかたがないのでヨーグルトづくりに勝手のよいものを吟味して数個えらび、あとはすべて処分。缶もいまのり用途につかっているもの以外は資源ごみに。
おわりに
こうした容器はその目的で買いにいくと100円ショップではそれなりに値段がする。100円では手にはいらないものもけっこうある。
かといって家のなかのスペースにもかぎりがあるし、これから引っ越す賃貸はなおさら。したがってものは極力もちこまない。今回のひっこしはあくまでも仮住まい。
2年後の本格的な移住先にはさらにものを精選して身軽になり移動したい。半年まえにはミニマリストになるのはわたしにはとうていムリだろうとあきらめていたが、どうにかなるかもしれないとおもいはじめている。
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