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あればあったで気になる保険を長いスパンでみなおした結果


はじめに

 世のなかにはさまざまな保険がある。なかには車にかける保険のように「あたるとたいへん、あってあたりまえ」といえるものから、ほんとうに必要かなと思いなやむものまで。数日前の支出の見なおしの記事のなかでちろりと保険についてふれた。

保険についてはさまざまあるので、ひきつづき1回ぶんの記事に。かずかずの保険のうち、わが家でかけてきたここ30年ほどをふりかえってみた。

まず見直したもの

 生命保険はこどもの独立にあわせてやめ、積み立てぶんのみの払済保険にした。払済保険はめだつ存在ではないが、当時としては保険の外交員がさかんにすすめる「転換」とよばれるべつの保険への変更にはメリットを感じなかった。

「転換」では保険会社のつごうで、いいなりではないかと疑問がわいた。そこでむしろ積立部分の運用固定金利が4%あまりと、いまではとうてい考えられない利率だったので払済を選択。外交員の方からはよく気づかれましたねと言われた。気づいてほしくなかったのだろうか。

保険会社としては払済にされてはメリットがあまりないのか、満期はちかづいていたがその提案はなかった。あくまで当時の書籍などでこちらが調べて気づいた方法だった。

それぞれのシーンで

 家族の多いときとちがいそれに見あうだけの保障の必要性を感じなくなった頃。こどもたちは巣立ちなんとか自分たちで食べていけるまでに。親のやくわりの多くはメドがついた。

そこで自分に万が一があっても周囲にはめいわくがかからない、かけない状況。なにも生命保険はいらない。むしろ日常的につかう車や火災保険のほうにシフトさせたほうが理にかなう。そう思った。

のちからふりかえると結果論だがいずれもこれでよかった。払済保険で積立運用分で金利が金利を生み、ふやすことができた。郵便貯金などではこうした利子が利子を生む恩典を受けたためしがなかったわたしには、いまならば考えられない利率の運用を体験できた。これらをこどもたちに託したい。

自動車保険

 こちらは自賠責保険と任意保険。どちらもはいっておくのがふつう。あとはそのなかみ。若い時期の任意保険はとても高いもの。おおきな負担。車を持つことをふくめて慎重な検討が必要なことはわが家でもおなじだった。

わたしが免許をとるのがおそかったので、そのぶん家族に送迎の手間をかけてしまった。免許取得以降のりづづけて運よくもっとも負担の軽い保険料となり、それほどの負担と感じない。そろそろじぶんの車への保険も多少加味しようかと思うぐらい。

軽自動車と普通車では保険料にちがいがあるが、自動車の安全性能があがってきたので、とくに充実した安全のための装備のある車の保険はみかけよりも高くないはず。

火災保険

 これはやむなく入っている。このところ自然災害はどこでも起こる。台風、風水害、地震、はては大雪、かみなり、竜巻など。火事だけでなくてもこれだけ見舞われそうな災害が周囲にめにつく。

じっさいに昨年、一昨年と家族でホテルへの自主避難を経験した(下の記事)。家が台風の被害に遭い、保険を申請しみとめられた。災害がふえているのかたてつづけに保険料の値上げがつづいている。

新築時の保険料の記憶がのこっていたので、更新時に保険料の高騰におどろいた。ほぼ風呂や台所のリフォームができるほどの額。つぎの更新のために積み立てておかないと。

おわりに

 ほかにも自営業の学習サポートの児童・生徒たちのための保険に毎年はいる。万が一はあってはならないがこれも必須。ぎゃくに自分の医療保険は掛け捨てにいちばん費用のかからないタイプにすこしだけ入っている。これもまもなく減らそうと考えている。

収入と支出のみなおしを長年かけてやってきた。年を重ねるにつれもう一段すすめたい。保険は自分の余命やたくわえを考えるとおのずとみなおしていったほうがいいようだ。自分への保険はかるく済ませ、仕事へは必要に応じてといったところか。

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