紙を使わなくなって以降に文房具をなにも買っていないことに気づいた
はじめに
つぎの引っ越しに備えて収納している荷物の整理と処分。どうしようと小さめの段ボールにまとめて放り込んで収納にしまいこんでいるもの。それらをまずは半分にしようと目標をたてた。それを完了すれば、のこりをさらに半分をめざす。するとこんなことが見えてきた。
きょうはそんな話。
滅多につかわないけれど
部屋ではいているスリッパ。まだおもてはなんともないのに裏底にすこしだけスキマが空いていた。いまのうちに修理すればまだ使える。そこで接着剤を探す。こういうときのために残していたもの。
年に数回だけつかう。ひさびさなのでどこへしまい込んだかなと一瞬迷う。そういえば文具類をまとめて小さめの段ボールにまとめて入れたはず…。たしかに見つかったがひさしぶりに使うのでなかなかふたがとれない。
こんなときはペンチとプライヤー。今度は道具箱を収納から取り出す。工具を組み合わせて固まったふたをボンドの金属チューブをねじ切らないようにそうっと開ける。なんとかスリッパの修理完了。
たまにしか使わないが
ボンドにしろ、工具にしろ、そんなに頻繁につかうものでないけれど、やはりその場にないと困るもの。こんなふうに困るできごとがあったときそれにぴったりの道具がないと、さらにもとのものまでダメにしてしまいがち。今回は使いかけのボンドを道具たちのおかげでなんとか使えた。
やはりこうした道具類はひととおり持っておいたほうがよさそう。てもちのドライバーはすでに40年間使いつづけている。思いがけずほぼ一生ものなろうとは。
文具類を使わなくなった
文具をまとめて入れた段ボール箱のなかみをもう一度見わたす。とくに紙を使わないペーパーレスにした影響が大きい。紙に関連する用具、ホッチキス、ステーブル、クリップ、とじひも、万年筆、自在定規などは10年以上、いやなかには20年以上使っていないものも。
よく使う筆記具ですらこわれないのでシャープペンシルや赤ボールペンなどは芯を補充しつつそれぞれ1本を20年以上使っているし、消しゴムはもらいものがたくさんあり、しかも文字を書く頻度が大幅になくなりすり減らない。白いままのノートもおなじ。そこで、学習教室の生徒たちにつぎつぎと新品のまま与えている。もはや生涯で使いきれないほど持ち合わせている。
かろうじて使うもの
かろうじて使う文具ははさみとさきほどの接着剤、ガムテープ。これらとて紙とは無関係のたとえば配送の用途で。昨今の文具屋さんが売るものを想像しにくい。
紙に関するものを最後に買ったのはいつだろう。思い出せない。すくなくとも5年、10年なにも買ってない。もはや今後の文具とは何が必要かすら思い浮かばない。
(2024.12.31加筆:と上のように思っていると、読者の方からよいヒントをいただきましたので勝手に引用いたしました。ありがとうございます。)
おわりに
段ボールにはいった文具類の多くはこののちも使わないままか。おそらくそうだろう。すでに役割を終えたといっていいのかもしれない。
いずれも使い古して愛着のあるものばかりだが、このところ手にしていないものばかり。ホッチキスなど頻繁に使っていた頃のおもかげはなく、ところどころサビが出はじめている。どこかさびしいがやむを得ない。
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