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ユーラシア旅行記

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大学を休んでゆったり旅します ユーラシア177日間の旅 (2023/05/10-11/3)
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インド#7 混沌の街 コルカタ

コルカタの混沌さは画像では伝わらないと思い、と撮りためていた動画をコルカタ編の最後にお届けしたいと思います。 コルカタはバングラデシュも近く、イスラームも多い街。毎日のように色んな宗教の祭りやパレードが開かれています。 信号機はあっても信号の概念はありません。 カーリーガート寺院前の門前町。 寺院にお供えする品物などが並んでいます。 バスに取って代わられ、今では激レアキャラとなってしまったコルカタの路面電車。 東岸にはビクトリアメモリアルを含め、大きな公園のエリアが

インド#6 インド人とコルカタの食を堪能

同じ部屋に泊まっていたインド人の青年が街中を散策すると聞いて、一緒に着いて行っても良い?と聞くと快諾してくれた。行き先は知らないが、またこれも旅の良さ。 インドのスイーツ 友人に連れられ、ラッサグラを食べる。 シロップ漬け高野豆腐って感じでひたすらに甘い。コルカタ発祥のスイーツとして有名らしい。甘さ控えめで美味しい!なんて日本的な考えは存在しないのか。 ちなみにインドにおける砂糖の歴史は長く、少なくとも2300年以上の歴史がある。サトウキビの原産地はニューギニアだが、砂

インド#5 多様性

インド・コルカタ 周りとは違う雰囲気が漂う街 コルカタのシールダ駅の程近い地域。周辺の街路よりも明らかに狭くて道もうねっている。おそらく都市開発の波に完全に置いていかれたのだと思う。一つ一つの街区は小さいため車が中に入っていくことは難しい。大通りから曲がってこのエリアに入っていこうとした時に、通りすがりの人が「なぜそっちに行くんだ?通らないほうがいいぞ」と何度も念押しされた。周囲からはあまりよく思われていないよう。ムスリムの方が多いエリアで牛を食用として飼っていた。 治

インド#4 生贄を捧げよ

2023/06/29 コルカタ / カーリーガート・マンディール ヒンドゥー教の殺戮の女神 カーリー カーリーガート・マンディール(Kalight Mandir)にやって来ました。 ヒンドゥー教の女神 カーリーを祀っている寺院。カーリーは「血と殺戮の女神」と呼ばれ、破壊や力強さの象徴とされています。ちなみにカーリーはシヴァ神の妻です。 インド人にも人気のある寺院のようで、カーリーの祀られている本堂までは長蛇の列ができている。本堂の入口は狭く、皆しっかり祈っているようで中

インド#3 怪しいおっちゃんと飯を食う

2023/06/29 見知らぬおっちゃんが声をかけてきた コルカタの街を散策していたところ、知らないおっさんに 「どこいくの?何人?」 と声をかけられました。「日本人だよ。適当に歩いてる。」と答えると、「日本で働いてたことあるよ」と日本語で返事してきました。日本人の知り合いもいると言いますが、騙してくる輩も同じことを言うのであまり信用なりません。 彼曰く、今日はヒンドゥー教のお祭りの日らしいです。彼に付いていくと通りを埋め尽くす人だかりがありました。コルカタはバング

インド#2 ぼったくり

2023/06/29  コルカタ・サダルストリート インド2日目。 日本人の知り合いがSIMカードを購入するのを手伝うためにサダルストリートに向かいます。バックパッカーの聖地と呼ばれていましたが、今では全くその面影がありません。聞くところによるとコロナでバックパッカーが消えた時期にバングラデシュ人の方が多く来られて、生活されているようです。 サダルストリートでSIMカードを売っている店を探すとものの数分で見つかりました。料金表も貼ってあり表と同じ300ルピーとのこと。1

インド#1 いざインド。いざコルカタ。

2023/06/27 タイ・バンコクを離れ、インド最初の都市 コルカタへと向かいます。 バンコク・スワンナプーム空港 出発時刻が朝5:10とかなり早い時刻だったので空港で仮眠をとります。スワンナプーム空港に来るのは日本を離れた日以来なので、1か月半旅行したのに日本行きの飛行機に乗らないのは不思議な気分です。 先が思いやられる チェックインと出国手続きを済ませて搭乗口で待っていると、CAさんの怒る声が聞こえてきます。どうも客の1人が手荷物の料金をケチって、大きな荷物を機

バンコクで「ほぼ日本」生活

前回はこちら 2023/06/27 ラオス・ルアンパバーンから高速鉄道と寝台列車を乗り継ぎ、国境を越え1か月ぶりにタイ・バンコクまで戻ってきた。寝台列車に乗る前に仲良くなった日本人のお二方と再び合流してカオマンガイを頂く。 Mさん(仮称)は私と同じ日にコルカタへ行くらしい。インドでまた会いましょう!と約束をして解散。(結果的にインドで三度も再会することは当時知る由もない) 日本っぽい暮らし 日本を発ってから1か月半が経ち、流石に日本が恋しくなってきた。 インドに行けば

北インド 50泊57日 旅行記

2023/06/28 - 08/24 約2か月をかけてインド北部を中心に10都市と3地域を巡りました。 今回はそのルートと概要に書いています。初めての海外一人旅で波乱の展開となりました。それぞれの街での思い出や写真は個別にnoteで投稿する予定です。 1.コルカタ 6/28-7/2 (5泊6日) タイ・バンコクから2時間のフライトで到着。初めてのインドということで長めに滞在して体を慣らしていきます。子羊を生贄として捧げる儀式やスラム街は特に衝撃的でした。 2.ブッダガ

タイ#3 "カオサン"の影を追いかけて

2023年5月、カオサン通りに程近い安宿。 チェックインして12人部屋に入るとロシア人と 韓国人のおっちゃんがいた。 ロシア人のおっちゃんは潜るのが好きらしく、色んな貝殻を見せてくれた。 荷物は異常なほどに多くてベッド周りもロッカーの中も横も全て彼の荷物で溢れかえっている。 ここまで荷物を増やせるのはもはや才能。 シベリア出身らしく、しきりに「シビリア!シビリア!」と連呼していた。 韓国人のおっちゃんが隣部屋に日本人がいるから呼んでくるよ、といい私より少し上の日本人を連れ

ラオス#04 駅前の食堂と日本人

前回はこちら 今日はラオス・ルアンパバーンを離れタイ・バンコクまで800kmの鉄道旅。 まずはラオスの首都ビエンチャンまで高速鉄道で2時間。 運賃は2000円とお手頃。私が乗った便はほぼ満員でした。 ビエンチャン駅からシャトルバスでラオス・タイ国境まで移動。 今、ラオスキープは暴落中。タイに入ってしまえば両替できる場所はほとんどない。絶対にラオスにいる内に両替を済ませておこう。 ビエンチャンから国境を越え、タイ側の国境の街ノンカーイに到着。 バンコク行きの寝台列車の

ラオス#03 ルアンパバーン

前回はこちら 2023/06/20, 6/23-06/24 ラオス・ルアンパバーン オフシーズンの6月ということもあり人は少なめ。 仏領インドシナだった時代の名残で洋風建築が数多く立ち並びます。 陸路でのアクセスがそれほど良くありませんでしたが、2021年ビエンチャンとの間に高速鉄道が開通しアクセスが飛躍的に向上しました。 ルアンパバーンは最近韓国のTV番組で取り上げられ、韓国人に人気らしい。帰りのバンビエン駅で韓国のおばちゃんがぞろぞろ降りていくのをみて驚きました。バ

ラオス#02 ノーンキァウの絶景

2023/06/21-06/23 (2泊3日) ラオス・ルアンパバーンを離れ北上し、ナムウー川沿いの町 ノーンキァウ(Nongkhiaw)を目指します。ノーンキァウにはルアンパバーンのように有名な寺院こそありませんが、こじんまりとした町にはゆったりとした時間が流れていて心を落ち着かせてくれました。 1日目 朝、ホステルの前でピックアップしてもらいノーンキァウへ。 東南アジアは時間にルーズなイメージだったのですが乗り合いバンがホステルに迎えに来る時間はいつも正確で(なんなら

ラオス#01 スローボートでメコン河下り

2023年6月、タイからラオスに入国後ボートでラオスの古都 ルアンパバーンを目指しました。2日間かけてゴールデントライアングルにも近いファイサーイ国境からメコン川を下ります。日本人にはそれほどメジャーではないようですがバックパッカーの人気ルートとして多くの外国人が訪れているようです。 1日目 ファイサーイのタイ・ラオス国境を越えラオス入国。 日本人はビザなしで2週間滞在できるのでイミグレもすぐ通過しました。 この国境を超える外国人の多くはスローボートに乗ってルアンパバーン