石井GMのドラフト指名傾向を探る
こんにちは、ジンです。
今回は石井GMが楽天に就任してからドラフト指名した選手をもう一度見直し、
カタログスペックからどういったタイプを好んでいるかを探っていきたいと思います。
ドラフト前の軽い読み物になったら幸いです。
高校生投手で、右腕の身長は190cm付近
石井GMが就任してからの指名傾向で最も顕著なのが「高校生投手の身長」です。
指名した高校生右腕をざっとリストアップしてみるとこんな感じになります。
と、この様に身長190cm級の素材型投手を非常に多く指名しており、身長170cm台の高校生投手は2021年 四位の泰だけとなっております。泰は左腕ですので、また指名基準が違ったのかもしれません。
また、2018年にはドラフト五位の佐藤(高校生 左腕 185cm)の時に長考しており、もしかしたら巨人に四位指名された横川(高校生 左腕 190cm)を狙っていたのでは?と考えてしまいます。
ドラフト二位以上の野手はセンターライン
次にですが、石井監督は何よりセンターラインの野手を重視する考えにあるようで、スラッガーでも高校生でも大学生でも社会人でも基本的にはセンターラインを守っている選手を指名しています。
2020の佐藤輝明(3B/RF)に行かなかったのも傾向通りと言えそうですが、来年の目玉で東北出身の佐々木麟太郎(花巻東 1B/C)をどう扱うのかは非常に気になるところです。
ドラフト二位以上は身長180cm以上、MAX155km以上
これは所謂「デプス是正」の一環なのか、石井GMは投手を上位指名することはほぼありません。
今まで上位指名してきた投手は
この三名のみとなります。全員身長が180cmを超えMAXが155km以上とカタログスペックではかなり驚異的な投手となっております。
今年は上位で即戦力投手を公言していますが、噂される吉村(東芝)が183cm MAX153kmなのが少し気になるところです。
楽天の傾向から言えば荘司(立大)が188cm MAX157kmと、こちらの方を好みそうですが、果たして……。
上位指名は関西の愛敬スカウト、関東の沖原スカウトに集中
楽天の上位指名は、信頼が置けているのかほとんど愛敬スカウト、沖原スカウトの担当に集中しています。
功績を挙げた愛敬スカウトは関西担当からアマスカウトGMマネージャーに昇格しているため、新任の足立スカウトに現在はなっている関西は今年は少し権限が弱いか?と言う感じもします。
山田スカウトは安田で功績を上げた感じもあるので、内藤(日本航空石川 北信越)や吉野(トヨタ自動車 東海)の扱いは気になるところです。
また、大久保スカウトは武藤や泰といった尖った選手を下位にねじ込んでくる傾向にあるため、九州の逸材も要チェックです。
ただ、基本的には現スカウト陣では信頼の厚い沖原スカウトの関東圏が上位に集中すると思われるため、荘司(立大 関東)や松井(明星大 関東)、吉村(東芝 関東)、田中幹(亜大 関東)らは楽天ファンにとって注目となりそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?石井スカウトは「その推している選手はどういうポジションか、どういうタイプか」を念入りにチェックするタイプと後関スカウトが取材で答えているため、スカウトが推していればなんでも通すタイプの星野さんに比べると「補強ポイントの中で一番スカウト陣が評価している選手を指名するタイプ」と言えそうです。
今年は投手を上位指名と明言していますが、どの選手を石井GMとスカウト陣が評価するのか、ドラフト会議のために参考になったらと思います。