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2024年も後半に入って暫く経ちました。

会社には従業員に年5日の有給休暇を取得させる義務がありますが、取得状況は大丈夫でしょうか?

今回は、勤怠管理システム「ジョブカン」を運営する株式会社DONUTSが行った有給休暇に関する実態調査の結果をご紹介します。

調査概要

調査対象 :『ジョブカン勤怠管理』利用企業
調査方法 :『ジョブカン勤怠管理』の利用実績データ一部抽出
抽出期間 : 2023年4月1日~2024年3月31日

平均取得率は75.7% 企業規模別

本調査全体の年間平均有給休暇取得率は75.7%でした。

企業規模別だと、最も取得率が高かったのが100~299人で78.7%。

逆に最も低かったのは1000人以上で69.7%でした。

≪企業規模別≫

■1~29人
 有給取得率:74.9%
 残業時間:11.6時間

■30~99人
 有給取得率:76.4%
 残業時間:11.8時間

■100~299人
 有給取得率:78.7%
 残業時間:11.5時間

■300~999人
 有給取得率:74.5%
 残業時間:12.0時間

■1000人以上
 有給取得率:69.7%
 残業時間:7.2時間

1000人以上の企業は、残業時間が他と比べて少ないですが有給の取得率も唯一7割未満と少ないことが分かります。

後編では、残業時間と有給取得率の関係性をご紹介します!

※後編に続きます。


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~後編~

残業時間と有給休暇取得率の関係

月平均残業時間と年間有給休暇取得率の関係性について分析を行いました。

月平均残業時間が10~20時間の企業の年間有給休暇取得率が一番高78.2%。

一番低いのは50時間以上の58.2%という結果でした。

0~10時間:76.8%
10~20時間:78.2%
20~30時間:74.6%
30~40時間:61.2%
40~50時間:59.6%
50時間以上:58.2%

月平均残業時間が長いほど、年間有給休暇取得率が低いという傾向があるようです。

有給休暇取得時期のピークは8月

月ごとの有給取得数を調べたところ、一番多かったのは8月でした。

お盆の時期、夏季休暇と併せて取得することが多いのだと推測されます。

その他に多かったのは12月、1月、3月でした。

8月同様連休と併せて取得する傾向がここにも表れています。

また、年末の12月と年度末の3月は、年5日の取得義務があるため、ギリギリで取得している場合もあると推察します。

計画的な有給休暇の取得を!

厚生労働省の発表では2022年の取得率は62.1%で過去最高だったそうです。

2023年は、ジョブカンの調査結果75.7%に近い数字になるのか気になります。

個人的には、ブラック企業の良くない話を耳にすることが多いので「皆さんしっかり有給休暇を取得されているな」と意外に感じました。

とはいえ、全然有給を取得しない社員さんもいらっしゃると思います。

少なくとも義務付けされている年5日の取得はしなければいけないので、各社員の取得状況を確認して、取得ペースが遅い人には計画的な取得を促してみてください。

最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。


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by事務SOLマン


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