有給休暇に関する実態調査!
マネジーを運営するMS-Japanが主に企業の管理部門に勤める人々を対象に、有給に関する実態調査を実施しました。
▽ 調査概要 ▽
調査実施日:2024年9月10日~9月18日
調査対象:マネジー会員ユーザー
有効回答数:445人
▽ 6割以上が9日以上取得 ▽
過去1年で有給を何日使用したか聞いたところ、最多は5~8日で28.4%でした。
次いで、9~12日が25.0%で、9日以上取得している人は64.4%と6割を超えました。
0日 ……… 3.8%
1~4日 … 3.4%
5~8日 … 28.4%
9~12日 … 25.0%
13~16日 … 16.1%
17~20日 … 19.1%
21日以上 … 4.2%
取得日数が0日の人もいますが、これは年5日の取得義務を果たせていません。
会社が労働基準法に違反したとして指導を受けてしまうので必ず年5日は取得させるようにしてください。
▽ 有給の目的はレジャーや休息が多数 ▽
どんなときに有給を取るかを尋ねたところ、最多は「旅行」の48.5%で、僅差で「自宅でゆっくり」(47.3%)、以下「外出」(43.4%)、「病気・けが・体調不良」が(43.4%)となりました。
1位 旅行 ……………………… 48.5%
2位 自宅でゆっくり ………… 47.3%
3位 外出 ……………………… 43.4%
4位 病気・けが・体調不良 … 43.4%
5位 趣味の予定 ……………… 30.5%
年代別で見た時に特筆すべきは40代です。
「病気・けが・体調不良」が最多で51.8%と、有給の取得目的の半数以上を占めています。
【20・30代】
1位 自宅でゆっくり ………… 49.3%
2位 外出 ……………………… 47.8%
3位 旅行 ……………………… 41.8%
【40代】
1位 病気・けが・体調不良 … 51.8%
2位 自宅でゆっくり ………… 50.0%
3位 旅行 ……………………… 47.3%
【50代】
1位 旅行 ……………………… 50.8%
2位 自宅でゆっくり ………… 45.6%
3位 外出 ……………………… 42.0%
主戦力かつ不調が出やすい年代ということかもしれません。
後編では、有給休暇の取りやすさなどの結果をご紹介します!
※後編に続きます。
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~後編~
▽ 有給取得に申し訳なさ 約4割 ▽
有給を自由に取得できるかを聞いたところ、「自由に取得できる」と「ある程度自由に取得できる」を合わせて9割近くが有給を取りやすい状況にあるとわかりました。
自由に取得できる …………………… 42.9%
ある程度自由に取得できる ………… 44.0%
有給取得推奨日以外の取得は難しい … 4.5%
取得することはむずかしい …………… 4.7%
有給を使ったことがない ……………… 3.8%
次に有給取得時に「申し訳なさ」を感じるかを尋ねました。
結果は「感じる」と「やや感じる」を合わせると38.0%で、自由に有給を取得できる状況の人が多いものの、約4割の人が申し訳なさを感じていることがわかりました。
感じる …………… 10.0%
やや感じる ……… 28.0%
あまり感じない … 36.1%
全く感じない …… 59.9%
▽ 有給中に会社からの連絡を確認する 6割超 ▽
有給中に会社からの連絡を見ることがあるかを尋ねたところ、最多が「時間があるときだけ確認する」の32.2%で、次には「連絡が来ることは無い」の24.3%でしたが、何らかのかたちで確認する人は全体の61.8%を占めました。
連絡が来ることはない ………………… 24.3%
電源オフ・連絡は見ない ……………… 13.8%
時間があるときだけ確認する ………… 32.2%
できるだけ確認する …………………… 18.2%
いつでも確認できるようにしている … 11.4%
「つながらない権利」という言葉を聞く機会が増えていますが「申し訳なさ」を感じる人が一定数いるということもあり、休暇中に仕事を“忘れる”のは意外と難しいようです。
▽ 有給に不満があり転職を検討 4割超 ▽
有給日数や取りづらさ等の不満を理由に転職を検討した経験の有無を聞いたところ、「転職を検討したことはない」人が最多の57.7%でした。
実際に「転職活動を行った/転職した」人は15.0%で、過半数の人は、有給が理由の転職は“ない”と考えています。
転職活動を行った/転職した … 15.0%
転職を検討した ………………… 27.2%
転職を検討したことはない …… 57.7%
転職活動を実際に行った人と検討した人を合わせると、全体の4割以上が有給を理由に転職に向けて動いていると判明しました。
▽ 有給は離職防止策になり得る? ▽
調査の最後が個人的には驚きの結果です。
実際に行動を起こした人は15%ですが、検討段階まで下げると4割を超えるというのは、それだけ有給が会社への満足度に大きく関わっているということです。
有給の制度を変えるのは、大変なことと思いますが業務の調整や職場の雰囲気づくりなど、取りやすさを改善するのも、会社満足度の向上・離職防止策として有効なようです。
一度検討してみてはいかがでしょうか?
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。
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by事務SOLマン