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転職サイト「エン転職」を運営するエン・ジャパン株式会社が出戻り転職についてのアンケート調査を行いました。

調査概要

調査対象:『エン転職』を利用するユーザー
調査期間:2024年5月29日~6月24日
有効回答数:4,353名

出戻り転職の経験 1割未満

退職した会社に出戻り転職をしたことがあるか聞いたところ「ある」と回答した人は9%にとどまりました。

ある … 9%
ない … 91%

最近耳にするようになった「出戻り転職」「アルムナイ採用」も実際に経験している人は、まだまだ少ないようです。

きっかけは上司の勧誘

出戻り転職者にきっかけを尋ねたところ、最多は35%で「在職時の上司に誘われた」でした。

在職時の上司に誘われた ………………… 35%
在職時の社長・役員・人事に誘われた … 24%
自分から企業側に相談した ……………… 24%
在職時の同僚・後輩に誘われた ………… 19%
カムバック制度・出戻り制度に応募した … 3%

「在職時の上司に誘われた」を年代別で見ると、30代が46%、20代が28%と開きがありました。

また「自分から企業側に相談した」は20代が39%に対し、30代が21%、40代以上が24%と20代が群を抜いて多いことが分かります。

出戻りの理由「即戦力で働ける」がトップ

出戻り転職者に理由を聞いた質問では、最多の回答が「即戦力で働けると思った」の35%でした。

即戦力で働けると思った …………………………… 35%
社員や風土に馴染みがあり働きやすいと思った … 34%
家庭の事情で退職したが落ち着いた ……………… 20%
別の会社を経験し元の会社の良さに気付いた …… 16%
転職先で上手くいかなかった ……………………… 11%

「転職先で上手くいかなかった」は年代での開きが顕著で20代は28%なのに対し40代以上は8%と20ポイントの差がありました。

逆に年代差が殆どなかったのは「社員や風土に馴染みがあり働きやすいと思った」で、2ポイントの開きしかありません。

1位の「即戦力で働けると思った」とも全体で1ポイントの開きしかないので、出戻り転職者の多くが馴染み深さゆえの働きやすさを求めているようです。

後編では、出戻り転職をしていない人へ行ったアンケートの結果をご紹介します!

※後編に続きます。


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~後編~

出戻り転職したくない 6割

出戻り転職を経験していない人に、出戻り転職したいと思うか聞いた質問には、「思わない」派が61%と過半数を占めました。

とても思う …………… 3%
思う …………………… 10%
どちらともいえない … 26%
思わない ……………… 26%
全く思わない ………… 35%

「全く思わない」が最多なところから会社に不満を持って退職した人が多いと窺える結果です。

更に出戻りしたいと思わない会社を退職した理由を尋ねてみました。

給与・待遇 ……………………… 36%
職場の人間関係 ………………… 34%
勤務時間・残業・休日出勤 …… 25%
新しい仕事に挑戦したかった … 24%
会社の先行きが不安だった …… 22%

給与や待遇面で不満を持った人が多いという結果になりました。

出戻りの検討条件・状況も「給与・待遇」

どんな条件や状況だったら、出戻り転職を検討するか質問すると最多は「給与・待遇等が保証されている」の48%でした。

給与・待遇等が保証されている …………… 48%
恩のあった社長や社員たちから誘われる … 30%
どんな状況でも出戻り転職はしない ……… 28%
出戻った際に期待される役割がある ……… 21%
在籍時と同じ仕事内容に従事できる ……… 16%

出戻りの検討条件も退職理由と同じ給与・待遇についてで半数近い結果です。

また「どんな状況でも出戻り転職はしない」と回答した人に詳細な理由を聞くと、「退職を決断する程の嫌な思いをした場所に戻ることはありえない」という回答がありました。

関係が拗れてしまっている場合も少なくなさそうです。

出戻りたい理由「経験を還元」

出戻り転職未経験で、出戻りしたいと回答した人に理由を聞いたところ、「経験を活かして元の会社に還元できそう」が最多の32%でした。

経験を活かして元の会社に還元できそう ……… 32%
かつての部下や同僚がいて、一緒に働きたい … 27%
家庭の都合などで退職したことに悔いがある … 25%
元の会社を退職した理由が解消された ………… 22%
元の会社に出戻りを歓迎する社風がある ……… 14%

「家庭の都合などで退職したことに悔いがある」は、ここ数年のテレワークの普及や働き方の多様化もあり増えてきているようです。

給与・待遇も大事だが人間関係も

退職理由と出戻り転職の検討条件の上位に給与・待遇がありますが、実際に出戻り転職をした人やしたいと考えている人は、当時の会社の人に誘われた・一緒に働きたいと考えている人が多いです。

給与・待遇面の改善ももちろん進めたいですが、人間関係を大切にすることがもっと重要だと考えられます。

たとえ出戻り転職に発展しなくても、同業なら情報交換も可能なので、退職者とも定期的に連絡をとってみてください。

最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。


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by事務SOLマン


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