若手エンジニアの離職を防ぐ！SES企業が取るべき4つの対策！
以前もお伝えしましたが、2025年1月6日、企業の仕事始めの日に「退職代行モームリ」には256件の依頼が殺到しました。
これは過去最多の1日180件を大きく上回る数です。
特に利用者の6割はZ世代（1990年代半ばから2010年代前半生まれ）を含む20代。
多くの企業にとって「若手人材の流動性」は深刻な課題となっています。
厚生労働省の調査によると、2021年卒の新入社員のうち3年以内に退職した割合は34.9%と、過去15年で最高の数値を記録しました。
特にSES業界では、エンジニアの流動性が高く、プロジェクトごとに環境が変わるため、定着率の向上が急務となっています。
━ なぜ若手エンジニアは辞めるのか？ ━
若手の離職が増える理由として、以下のような点が挙げられます。
キャリアの不安定さ
「このままSESで働き続けて将来は大丈夫なのか？」という不安が離職の引き金になっています。
終身雇用の崩壊や大手企業の早期退職募集が相次ぐ中、安定を求めて転職する傾向が強まっています。
スキルアップの機会不足
Z世代の多くは、長く働くことよりも「どこでも通用するスキル」を重視しています。
しかし、SES企業では単純な業務を繰り返すプロジェクトが多く、成長を実感できないと感じるエンジニアが少なくありません。
マネジメントの問題
上司とのコミュニケーション不足や、キャリア相談のしにくさなどが退職の原因となっています。
「自分の努力を見てくれる上司がいない」と感じると、他の職場のほうが魅力的に見えてしまいます。
━ Z世代のエンジニアが求める職場とは？ ━
※後編に続きます。
■0円で中小企業のDXのご案内！
人事・営業・経理の事務作業を一元管理して行い、自社のお金の流れを一瞬で把握することができます。
お金の流れが分かれば、黒字化・安定経営も可能です。
Web給与明細機能も付いているので、給与明細にかかる費用や時間を大幅にカットできます。
インボイス制度にも対応済みです。
さらに詳しくは、下記にある「事務SOL(ジムソル)」HPをご覧ください。
HPより、「お問い合わせ」や「無料お申込み」も可能です。
事務SOLオフィシャルページ
～後編～
━ Z世代のエンジニアが求める職場とは？ ━
Z世代のエンジニアが求めるのは、「スキルアップの機会があり、成長を実感できる職場」です。
そのため、SES企業は以下の対策を講じることで、離職を防ぐことができます。
キャリアパスの明確化
エンジニアが目指せるキャリアの選択肢を示し、「この会社で成長できる」と実感させることが重要です。
例えば・・・
〇年目でリーダー、〇年目でPMなど、明確なキャリアステップを提示
スキルアップ支援制度の導入（資格取得支援、勉強会開催など）
プロジェクトアサインの透明化
SES企業では「どんなプロジェクトにアサインされるかわからない」ことが不安要素になりがちです。
透明性のあるアサインルールを設け、本人の希望や適性を考慮する仕組みを構築しましょう。
例えば・・・
プロジェクト選択の自由度を高める
キャリア面談を定期的に実施し、本人の意向を把握する
メンター制度や1on1の導入
上司や先輩との関係性が良好だと、離職率が大幅に下がることが研究で明らかになっています。
例えば・・・
メンター制度を導入し、若手が気軽に相談できる環境を整える
週1回の1on1を実施し、キャリアの悩みや業務の課題を共有・解決する
評価制度の見直し
SES企業の評価制度は、「どのプロジェクトにアサインされるか」によって大きく左右されがちです。
しかし、Z世代は「頑張りを見てもらいたい」という意識が強いため、努力やスキルアップを評価する制度が必要です。
例えば・・・
技術スキルだけでなく、自己学習の取り組みやチーム貢献度も評価対象にする
いかがでしょうか？？？
「若手人材の流動性」が深刻な課題の一方、20代に特化した就業支援事業などを運営するUZUZ（ウズウズ）グループの調査では、7割の若者が1社で長く働きながらスキルアップすることを望んでいるという結果もあります。
Z世代に働きやすい職場環境を提供することにより、長く頑張ってくれると思います。
参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。
事務SOL（ジムソル）公式メルマガのご案内
1ユーザー無料でご利用いただける中小企業向けERP「事務SOL(ジムソル)」では、週1回メルマガを配信しています。
お役に立つ内容になっています。
ご希望の方は下記より、ご登録をお願いいたします。
もしよろしければ、「スキ」「フォロー」をお願いいたします。
by事務SOLマン
