2024年７月倒産件数 11年ぶり900件超え！
帝国データバンクが2024年7月の企業倒産件数を集計し、その分析を公表しました。
▽ 調査概要 ▽
集計期間：2024年７月1日～７月31日
集計対象：負債1000万円以上法的整理による倒産
▽ 倒産件数 920件 ▽
2024年７月の倒産件数は920件でした。
前年同月の701件に対し31.2％増で、27カ月連続で前年同月を上回りました。
これは2000年以降で最長です。
また、７月の倒産が900件を超えるのは2013年の952件以来で11年ぶりです。
▽ 主因別 ▽
倒産の主因別で見ると、販売不振・売掛金回収難などを含めた不況型倒産が763件で27カ月連続で前年同月を超えました。
中でも販売不振が750件と、構成比の81.5％を占めています。
≪不況型倒産≫ （）内は前年同月比
販売不振 ……… 750件（+180件）
輸出不振 ……… 0件（ ±0件）
売掛金回収難 …… 6件（ +4件）
不良債権の累積 … 2件（ ±0件）
業界不振 ………… 5件（ +4件）
≪倒産主因別≫ （）内は前年同月比
不況型倒産合計 ………… 763件（+188件）
放漫経営 …………………… 13件（ +3件）
設備投資の失敗 …………… 3件（ +2件）
その他の経営計画の失敗 … 36件（ +7件）
経営者の病気・死亡 ……… 22件（ +8件）
その他 ……………………… 83件（ +11件）
後編では、業歴別や注目の動向をご紹介します！
※後編に続きます。
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～後編～
▽ 業歴別 ▽
業歴別で見ると、最も多かったのは「30年以上」の292件で全体の31.7％を占めました。
業歴10年未満の「新興企業」も286件で構成比の31.1％を占め、10カ月連続で200件を上回っています。
≪新興企業別≫ （）内は前年同月比
３年未満 ……… 39件（+11件）
５年未満 ……… 58件（ +3件）
10年未満 ………189件（+50件）
≪業歴別≫ （）内は前年同月比
新興企業合計 … 286件（+64件）
15年未満 ……… 112件（+32件）
20年未満 ……… 95件（+18件）
30年未満 ……… 135件（+34件）
30年以上 ……… 292件（+71件）
▽ 人手不足倒産 31件 ▽
人手不足倒産は31件で、前年同月の14件から倍増しました。
2024年１～７月の累計は213件で、過去最多となった前年同期の124件を大幅に上回るペースで推移しています。
▽ 現状把握と対策を！ ▽
2024年１～７月の倒産件数は5807件となり前年同期の4707件を23.4％上回りました。
帝国データバンクは、このまま推移すると2024年の倒産件数は1万500件前後となる見通しだとしています。
その中の1件にならないためにも、是非上段にある「事務SOL（ジムソル）」の経営分析を使って現状把握をし、対策を行ってください！
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。
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by事務SOLマン
