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SNSやブログで個人情報を守るために
毎日たくさんのSNS投稿を見ながら、ヒヤヒヤすることがあります。
個人情報ダダ漏れすぎる!
これは投稿主さんの個人情報が漏れてることも心配ですが、個人事業主としてお客様の個人情報を漏らしてしまう危険性も高いですから、SNSやブログを投稿する際には一旦一呼吸をおいて、冷静に見直してから投稿するように気を付けたいところです。
今回はどういう部分を気を付けた方が良いのか、細かく見ていきたいと思います。
まずは、この事実を忘れずに投稿内容を考えること
世の中には、”特定屋”と呼ばれる方々がいらっしゃいます。
SNSの投稿から、色んなことを特定出来るそうです。1度、テレビで”元・特定屋”という方のインタビューを見たことがありますが、そんなことからわかるの?と思ってただただびっくりしました。
よくやりがちですが
「最近、近所にオープンした○○のお店に行きました」
という投稿。これは自分の家がどのエリアにあるのかを世界に発信している状況です。
家の中の写真なら大丈夫と思うかも知れませんが、賃貸情報から特定出来ますし、マンホールや電柱からも居場所や住居が特定されます。家の外壁もそうですね。
「家から花火が見えました」という投稿も、周囲の建物と花火を納めた角度を見れば何階に住んでいるかも想定出来ますし、本当に悪質なケースは被写体になっている人物の目に映っている情報から諸々を特定するそうです。
個人情報ではありませんが、私は7年位前のパンケーキがブームだった頃に検索をしすぎてSNSの投稿本文を読まずに写真を見ただけでどこのカフェの何のパンケーキなのかがわかるほどになってました。
それくらい、情報は簡単にバレてしまうのです。
私自身も気を付けているつもりではいますが、誰がどのようにその情報を使っているのかわかりません。自分の身をまず守れるのは自分ということを忘れないようにしましょう。
ここからは、細かく気を付けたいことを記述しますね。
「近所」「職場の近く」というワード
これはもう、自分の住まいと職場を世界に発信していることになりますから、極力使わない様にしたいですね。
例えば、大手チェーン店でしたらどこにもあるのでリスクは多少なりとも減るかも知れませんが、「最近近所にオープンした」というワードを使ってしまうと一気に特定されます。
私の職場はオフィス街なのと、同じ業種がひしめき合うエリアなので特定されるリスクは多少低いのですが、職場から見える景色の発信をしてしまうと特定されてしまいますから気を付けています。
また「近所」が特定されかねない発信については、投稿しても問題ないのか、投稿する場合にはどういう文面にしたらリスクは低いのかを考えるようにしています。
まず、「自分の身を守れるのは自分」というのがここからスタートするんですね。
家から○○が見えました!
虹、花火、キレイな朝日に夕日、面白い雲、ちょっとしたハプニング…。
あとは、大雪で通れなくなった近所の小道とか。
今では簡単にケータイで写真が撮れるようになりました。
また、「おはようございます!」の投稿と共に空の写真を投稿するケースもあるでしょう。
こちらも映り込むものによって、自分の住まいや何階に住んでいるのかがわかってしまいますから、気を付ける必要があります。
私も家からの眺望がなかなかいいので空の写真をよく投稿するのですが、細心の注意を払いに払いに払いまくって、アンテナ1つも入らない様に写真を撮るようにしています。本当は、角度的には建物も入れた方が凄さがわかることもあるんですけど、家が1発でわかってしまうのでアンテナ1つも入らない様にしています。
本日発送しました!という郵便物の写真
お客様の個人情報漏洩に繋がりますから、本当に気を付けましょう。
住所や名前にモザイクをかけて満足していませんか?
追跡番号やお客様番号、配送業者が使用するバーコードもモザイクをかけないと、知識がある方ですと情報を抜き取れる可能性がありますからね。
また、郵便番号はモザイク忘れがちな人が散見されますが、地域によっては番地の直前まで郵便番号でわかるところがあります。
○○町で××さんと知り合い…から個人が特定される可能性もありますから、郵便番号も気を付けましょう。
1番のリスク回避は、発送物の写真を載せないこと。
もし、見栄え的に載せたいのであれば個人情報や番号、バーコードが写らない隅の写真を撮る、切手の部分だけ撮るというのも効果的ですね。
公共交通機関の切符やチケット、推しのコンサート関連の情報
旅行や出張に向かうのに、切符やチケットの写真をSNSに投稿するケースありますね。
乗る車両の名前、車両番号、座席番号が写っていると「私ここにいます!」とアピールしているようなものです。
また、推しのライブのチケットに当選して大喜びして当選メールのスクショを載せる方もいますが、チケット番号が写ったままだと悪用されるリスクが高いです。座席番号ももちろん載せない方がいいですね。
生鮮食品のラベル
食べ物に関するお仕事をしている方は特に食材の写真をアップすることが多いでしょう。肉や魚などのパックに貼ってあるラベル。
あれもスーパーの住所が書いてありますから、どこに住んでいるのかがわかってしまいますね。
バーコード関連
SNSに載せる機会はほとんどないとは思いますが、保険関係の書類はただの黒い点だと思っているモノがバーコードだったりします。返信用封筒の宛名の下に書いてある黒いバーコードみたいなマークとか、書類の上下どちらかに書いてある同じようなマークはバーコードだそうです。機械で読み取れば何らかの情報が出てくるということですね。
私はこれを知ってから取扱いには気を付けていますし、保険の書類は全てシュレッダーにかけるようにしています。
また、個人情報ではありませんが某コーヒーショップでたまに頂けるアンケートレシートも写真を載せてしまうと悪用されるリスクは上がるかな?と思います。レシートがないと使えませんが、誰かがお客様番号を勝手に使ってアンケートに答えてしまい、使えない様にしてしまうリスクがあります。
なかなか出ないレシートですから嬉しい気持ちにはなるんですけど、バーコードやカスタマー番号とかが載っていない部分を写真に納めて投稿することをおススメします。
ウェビナーを開催した写真
顔出しNGという人の、名前隠し忘れてたら意味ないですよ(笑)
まず自分を守れるのは自分。お客様を守れるのも自分
SNSやブログでよく見られる”気を付けた方が良い事例”を記述しましたが、いかがでしたでしょうか?思い当たる節はありませんか?
SNSやブログを発信するのはあなた自身です。
そして、あなたの身をまず守れるのはあなた自身。
さらに、お客様の個人情報を守る義務がありますから、お客様の情報を守る必要があります。個人情報が漏洩した時のリスクというのは想像を絶しますから、まずはあなた自身の投稿等が要因でお客様の個人情報が漏洩しない様にリスク回避をしなければなりませんね。
IT環境というのは日々進歩しています。
昨日良かったことが今日悪くなってるかも知れませんし、その逆もしかり。
セキュリティ面も変化が凄まじい時代です。
投稿する前に、一呼吸置く。
一旦、見返す。
問題なければ、発信ボタンを押す。
リスクを理解した上で投稿する分にはいいのですが、小さなアクションが大事なものを守る大きなアクションに結び付きますから、次の投稿からちょっと意識してやってみてくださいね。
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![事務の人 ヤマフジトモエ(筆文字作家兼務)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150975329/profile_9eae6344d5723fed846f0af94c029aae.png?width=600&crop=1:1,smart)