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嫌なことから目を背けるなら、起業しない方がいいと思う。

活動を始めて3年が過ぎ、たくさんの起業女性と出会うことができました。正しい表現かはわかりませんが、実力が素晴らしい方々、キラキラ起業をされている方、迷える子猫さん状態の方、本当にたくさんの方に出会えました。良くも悪くも色んな発見を頂けるので、感謝しています。

私は起業をしてすぐに、俗にいうキラキラ起業をされている方々の集団に入りました。正直にいいます。あの時は「月7桁稼げる」ことがすごいと思っていたし、自分もそうなれたら…と思っていました。これは紛れもない事実です。

仕事に関係ない内容のブログでも、毎日書いていれば集客出来ると思っていたし、価格が30万円くらいのメニューを考えようと思ったこともあります。

ただ、月日が経つにつれて違和感を覚え始めました。ハッキリとしたきっかけはありませんが、私が仕事をする上で基本だと思っていたことを

「知らない」
「わからない」
「そんなこと必要なの?」
「やらなくていいんじゃない?」

というような反応をする人が多いことに気づいたのが違和感を増させる要因だったと思います。

少しずつフェードアウトし、これも表現が正しいのかはわかりませんが現実的・堅実的な人たちの方へ身を寄せていくようになりました。

少し厳しいことを言いますが、私と以前から面識のある方は私と仲良くしているからと言って「自分はキラキラ起業じゃない!」という勘違いはなさらないでくださいね。面識があっても、個人的にはキラキラ系だと思っている方は若干いますから、予めご理解ください。

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好きだけじゃやっていけない

数年前から「好きを仕事に!」と起業する方が増えました。好きなことだけをしていればいいと思って起業する方が多い印象ですが、

好きなことだけで起業できるわけないじゃん。

というのが私の意見です。

個人事業主という企業の社長ですから、一般的な企業が行っていることを全て1人で賄わなければなりません。
業種にもよりますが、総務、庶務、営業、経理、製造、物販、広報、カスタマーセンター…これらを一手に担うわけです。

きっとこの中にもあなたが苦手としていることがあるでしょう。その苦手なことを行うのも含めて「好きを仕事に!」となることを知らずに起業する方が多いのが実情だと思います。


冷静に考えてみてください。
プロスポーツ選手は、試合だけをしていますか?
私たちの見えないところで練習や基礎づくりをたくさんして、スタメンや代表に選ばれるように努力していますよね。

私は「珈琲やラテを淹れたい!」と複数の珈琲屋さんで働きましたが、珈琲屋さんは珈琲を淹れるだけの仕事ではないんです。レジや皿洗い、コンディメントバーの補充、ゴミの回収…傍から見るととても楽そうに見えますが、案外重労働なんです。


「好きを仕事に!」と言いますが、好きなことで実力を発揮するために「やりたくないこと」も「苦手なこと」もこなせる強い意志がないと、起業しても続けていくのは非常に難しいのではないかと私は思います。


肩書のデパートメントになってませんか

肩書迷子、多いですよね。顧客目線で見ると、こう感じます。

「で、結局何やってる人なの?

私が使っている肩書と持っている資格、普段の生活の状況で例題を出してみましょう。

肩書→事務アドバイザー、筆文字作家
所有している資格→TCカラーセラピスト、着付師範
普段の生活→パラレルワーカー、ミニマリスト
ブログのタイトル → 事務が100倍楽しくなる!
【ブログの冒頭】
札幌在住、パラレルワーカーのミニマリスト
TCカラーセラピスト
着付師範
筆文字作家もやってます。
事務アドバイザーの山藤友絵です!

…どう感じます?

結局何してる人?ってなりませんか?
名前名乗るだけなのに、情報量多すぎますよね(笑)

あとは、こんな人もいるんです。上と同じ形で例を示しますね。

ブログ→事務アドバイザー
Twitter→札幌在住、パラレルワーカー
Instagram→筆文字作家
Facebook→TCカラーセラピスト

…で?結局何してる人?になりますよね。

意図があって使い分けているなら全然OKだと思うんです。私自身も、

・アメブロ、note→8割事務、2割筆文字
・Twitter→公私含め全般的な私を知ってもらうツール
・Instagram→筆文字専用アカウント

という使い分け方をしています。

好きを仕事にしたくて、好きなことややりたいことがたくさんあるのはわかりますが、それは果たしてお客様のためになるのか、というところですよね。
私は、TCカラーセラピーも着付けもそれで対価を頂こうという気持ちはありませんので、たまに「こういう資格は持っているんだ」という形で公開することはありますが、肩書として羅列することは一切しません。

これは、その2つを本業(生業)としている方々への敬意もあります。
私が中途半端にこの肩書を語るのは、本業(生業)としている方々に対して失礼になると思っているからです。
肩書を語るなら実行する、実行できないなら肩書を語らない。

案外大事なことかも知れません。

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嫌なことに背を向けない

好きを仕事に出来る時代。

苦手なことは、得意な人に任せられる時代。

でも、仕事の「苦手なことは得意な人に任せる」は絶対に勘違いしないでくださいね。あなたの業務の一部を代わりにやってくれているだけなので、あなたは意見を言わなければなりませんし、指示を出す必要もありますし、全てを把握する必要があります。

クレーム等に関しても、きちんと向き合わなければならない。

法律に遵守しないとならないので、法律違反を「知らなかった」とは言えない。


起業をすると、わからない、できない、やりたくないは通用しない世界です。決定権は自分にありますから、自分で考え行動しなければなりません。自分で決めて動かないと、周りにも負担が来ますからね。
起業を続けていくのは本当に大変だと思います。

起業するなら、嫌なことに目を背けない覚悟は必要でしょう。


果たして起業だけが人生なのか

私は、起業することだけが人生だとは思わないんです。
「この人は企業勤めの方が向いているんだろうなぁ」と思う人はいますし、私自身、今は派遣の仕事に比重を傾けているのでこちらの活動をほとんどしていない状況です。

選択肢はいくらでもありますが、もし起業する目的が「お金」とか「受講しまくったセミナーやコンサルの代金を回収しなきゃ!」みたいな思いがあるなら、企業勤めした方が早いし楽ですよ。これはもう、間違いない。

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事務の人☆山藤友絵(筆文字作家おふじさん)
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