SAPICAの利用履歴をオンラインで簡単に確認する方法
先にお知らせをさせてください。
8月から各々が淡々黙々と事務作業に集中する時間を確保する「事務作業会」という集まりを開催しています。
基本は毎月最終土曜日、13時から15時まで札幌市南区石山にあるKIKAIの家さんで開催しています。
KIKAIの家さんのホームページ
事務作業会の詳細ページ
メインは、確定申告の時にバタバタしないようにコンスタントに帳簿をまとめていきましょう!というのがメインですが、在庫管理表を整えたいとか売り上げの推移グラフを作りたいわとか、大きなイベントに向けてガントチャートにマイルストーン置いて計画立てたいのよとか、時間の活用方法はさまざまです。各々がやりたい事務作業をただ黙々とこなすだけです。
メリットとしては、事務歴通算19年の事務の人(私)がそばにいること。
事務の悩みごとを相談することができます。ただし、確定申告に関することだけはお答えできませんので、その点だけは予めご了承ください。(税理士法に違反するため)
今日はその事務作業会で話題に上がった交通系ICカードの利用履歴の確認方法の話を。
交通系ICカードの利用履歴の確認方法は?
お仕事で公共の交通機関を利用するときに交通系ICカードを使用する機会が多いと思います。
みなさんはICカードを利用した際の交通費の利用履歴はどのように出力し、管理していますか?
モバイルSuicaは会員メニューサイトから、確認・印字が出来ますね。
その他のICカードに関しては、券売機から履歴を出力するタイプが多いみたいです。
この券売機から出力するタイプ。
①直近20件しか出力されない
②残高は記載されるが、利用金額が一目でわからない
ということが多いかもしれません。
例により、北海道札幌市の市営地下鉄・市電・バスで利用できるSAPICAという交通系ICカードもそのタイプでした。
このSAPICA。
札幌市の地下鉄・市電・バスのごく狭い範囲でしか使用できません。JRは使用できませんし、物販購入で利用できる店舗も多いわけではありません。(Suicaが使えるお店で必ず使えるわけではない)使用範囲が本当に限られています。メリットとしては、交通系ICカードには珍しく3%のポイントが付与され、たまったポイントは乗車料金に利用することが可能なことです。
SAPICAの利用履歴もこまめに券売機で出力しなければなりません。20件までしか印字されないので、印字忘れで必要な明細が印字対象外になったり、忘れずに印字したとしても、文字は小さいし残高を足し引きしないと利用額がわかりません。
北海道外に行くときはモバイルSuicaを使用しているので、会員メニューから印字したい利用履歴を選択してPDFデータでダウンロードをし、利用金額が表示されるため帳簿への転記も簡単に行うことができていますが、使用頻度の多いSAPICAの利用明細がわかりにくく帳簿への転記に時間がかかるというのがネックになっていました。
SAPICAの利用履歴をケータイで確認する方法
そんなSAPICAですが、おサイフケータイは対応しておらずオンライン上で利用明細や残高を確認することが出来ませんでした。
先出の事務作業会で、SAPICAの利用履歴が見づらいことや金額がわかりにくいし、ケータイで残高確認出来なくて…という話をしたところ、KIKAIの家のオーナーが「ケータイでSAPICAの利用履歴見れるアプリあるよ」と教えてくれました。
オーナーが使用しているICリーダーというアプリはiPhone限定だったようでandroidの私は使用できませんでしたが、複数の交通系ICカードの履歴が一目でわかるようになっていたので非常に良かったです。
SAPICAの利用履歴がアプリで確認出来ることに驚いたわけですが、1つあるということは他にもあるかもしれない!と検索をしてみました。
ただ、怪しいアプリは入れたくない…というのが本音です。
検索して、これは安心してダウンロード出来ると思い早速取り入れたのがこちら。
SAPICAがケータイで随時残高や利用履歴を見られるようになっただけでも便利なのですが、更に帳簿をつけるための心強い機能がありました。
利用履歴のデータを、マネーフォワードさんが提供している会計クラウドサービスにデータを送信するか、CSVでデータを保存するかを選択することができるのです。
私は、会計ソフトを他社のものを使用しているため、CSVでデータをダウンロードし、ケータイからOneDrive等のクラウドに保存する方法を取りました。
CSVを開くと、「日付」「内容」「金額」が記載されているとてもシンプルなものになっています。
「内容」に関しては、地下鉄利用ですとこのような記載がされています。
問題点は、バスや市電を利用した際の記載方法です。
このほかにも、利用したことのないエリアの文言がありまして、券売機で利用履歴を印字するよりも利用履歴を思い出すのが困難になりかねないと感じました。車載されているICカードリーダーの端末名なんだろうと推測しますが、関係のないエリアの名前が出てくるので若干注意が必要かな?と感じました。
金額については、利用金額が記載されてますので、とてもわかりやすくていいのですが、いくつか問題点があります。
①ポイント利用のときは利用金額が0と表示される。
└ポイント利用という文言はありません
②バスを利用した際にオートチャージが同時に行われた場合、
差し引きされたチャージ金額が利用金額に表示されます。
例えば、1,000円がオートチャージされバス料金が210円だったら
利用金額は790円と表示される、という感じです。
利用履歴は変わらず20件の表示でしたので、こまめにダウンロードする必要はありますが券売機に行く必要がなくなった点は大きなメリットかと思います。
また、今回は札幌市の地域交通系ICカードを中心にお伝えしましたが、券売機でしか利用履歴を確認できないその他の交通系ICカードにもあてはまる内容ですので、交通系ICカードの利用履歴の管理方法に悩まれている方はぜひ試してみてください。