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脅かされる助手席



人にはそれぞれ苦手なモノ、コトがある。
あなたは何が苦手ですか?



こんにちは(*^^*)
事務サンです。



先日、下の娘が入院している病院に呼び出された。
容体は落ち着いている。

なんだろう?
旦那と2人で向かうと、そろそろ転院の時期だと言われた。
今の病院は急性期医療の病院。
状態が安定した子を、いつまでも入院させておくことは出来ないと言われた。

ただ、家に連れて帰って在宅医療をする環境もまだ整っていない。
そこで転院の話が出た、というわけだ。



一度、転院先の病院の見学に行くように言われた。

急な話で頭も混乱中。
そんな中、転院先の病院の都合もあり、翌週見学に行くことになった。



初めての病院。
道もよく分からない為、旦那が運転で、私は助手席へ。

車内ではきっと、下の娘の今後についての話が繰り出されるだろう。
あとは到着時間とか、病院内の設備とかの話…



そう思って出発。

車が発進して2秒。
私の視界の左側に黒い影。

目線を左へ向けると…



【カメムシ】



「ひぇ゛ぇっ…!!?」

思わず変な声が出る。
そう、私は虫が大の苦手。

「何事?」
「か…かかかかめむしぃぃぃ…」

不幸中の幸い。
カメムシがいたのは窓の外。

「大丈夫、スピード出せばすぐ飛んでいくよ」
「う…うん…」



大通りに出たのでスピードメーターを見ると60キロ。
まだいる。

「ねぇ、まだいるけど…」
「え?しつこっ!窓開けるか」
「やめて!もし入ってきたら気絶する」

そんなやりとりをしながら、少しスピードを上げるもくっついている。

コイツはスパイダーマンか?
カメムシに似せた蜘蛛なのか?



それから信号に引っ掛かるたびによじ登ってくる。
うまく足を窓の隙間に引っ掛ける。
足は爪楊枝より細い。
窓が完全に閉まっていても、足だけ中に入っている。

「無理なんだけど、無理なんだけどー!!」
「このまま病院まで連れていくか(笑)」



下の娘の話どころではない。
1時間40分の道中、ずーっとカメムシの観察を余儀なくされた…

結局病院近くのコンビニまで一緒にドライブした。
私は運転席側の後部座席から降りて休憩。
その間に旦那が取ってくれた。



そもそもカメムシが好きな人はあまりいないだろう。

私は以前、車内で卵を産んで大量発生したカメムシを見て余計無理になった。
運転中にも右から左からワラワラ湧いてくる。

その時は、右手にクイックルワイパー(伸びるタイプ)
左手にハンドル、気持ちは戦国時代の武士になった気持ちで一刀両断。
…というか、絡めとって外に放していた。



それから久々に登場したカメムシ。
既に戦闘意欲は燃え尽きていた。
旦那が居てくれて本当に良かった…と思えた瞬間だった。

こんなくだらないことを長々書けるnoteってやっぱいいなあ(笑)
苦手なモノ、コトがあってもいいよね、人間だから。



下の娘の話も今後、頭の中のゴチャゴチャ、
アウトプットの為に載せていこうと思います(^O^)/





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