【続体験記】心療内科を卒業して3年
うつ病を克服した元大学教員、心と体の保健室J.C.A新潟支部代表のメンタルセラピストじめちゃんです。
今回は、
うつ病の治療が終わって(心療内科を卒業して)3年経つこの機会を利用し、昨年を振り返る記事を書きたいと思います。
よろしければ最後までお付き合いいただければ幸いです。
↓それではどうぞ↓
心療内科を卒業して3年
毎年この時期に振り返りの記事を書くのだけれど、今回は5年くらい経ったような気がしてならない。
それくらい毎日慌ただしくもあり、充実した1年だった。
でも、うつ病になる前のような慌ただしさではない。
変わったところは「楽しめるようになった」こと。
うつ病になる前は義務的に行うことも多く楽しさは少なかったが、今は楽しさのほうがかなり増えた。
というか少し嫌なことでも「どう楽しんでやるか?」かが考えられるようになってきたからなのかもしれない。
もちろん楽しくないことを率先してやるという機会自体が激減したということも理由の1つだと思う。
しかし、楽しい慌ただしさであっても当時のように心を病むくらいにフルスロットルで頑張る体力もないし、早々にエネルギーが切れて休息が必要になることもある。
これはもう受け入れているし、どこまで頑張ったらおかしくなるかも大体わかっている。
そのせいなのか、早めに自分を守ることができるようになった。
特に自分(の心)を守るという点での大きな変化は、
「イライラしてもいいと受け入れられるようになったこと」
今まではイライラしたり、キレ口調になった後に、
「(相手に対して)どうしてあんな態度をとってしまったのだろう」とかなり凹む場面が多かった。
こうなる理由は主に2つあった。
1つ目は、心に余裕がなくなる時
2つ目は、体調を崩す前触れ
1つ目は、やることを全て自分で抱え込んでしまう時などによく起こる。
昔から、誰かに任せたり、振ったりすることが苦手だった。
これは、「人に任せられない」からではなく、「任せるのが申し訳ないから」、「任せ方が分からない」という理由からくるものであった。
実はこの1年で、任せてやってもらえたという場面を何度か経験できたこと、任せ方のお手本が近くにいて、そのやり方をマネできたことにより状況が大きく変わった。
「任せる」ができるようになったことで、
自分の心に余裕ができて、今まで目の届かなかったところに目が行くようになった。
そして、自分の苦手なことが補われ、よりよい結果が生まれた。
といういい流れが生まれた。
もちろん自分の力だけで自分をコントロールしているわけではなく、周りの方に支えられている部分も大きい。
「いつも本当にありがとうございます」
改めて支えてくださる方々に感謝を申し上げます。
支えるって書いたけれど、結局1人で頑張らなくても足りないところは誰かが何とかしてくれることって多いように思うし、それが普通のことだと思えるようになった。
その結果、イライラよりも楽しいと思う場面が増え、自分がやりたいことにより集中できるようになったのかもしれない。
※この「普通」は何度も体験したことで今は「普通」になったが、それ以前は「普通じゃない」ことの1つだった。
2つ目の体調を崩す前触れは、
「いつもならなんてことないことないのに、なぜ今日はこんなことでイライラしているのだろう?」
だいたいこのような違和感から始まる。
次の日くらいになると、体調を崩したり、疲れて休みが必要になったりすることが多い。
疲れて休みが必要になることはうつ病発症以降は多くなった気がする。これももう受け入れている。
わけもわからずイライラしたら、短い時間でも休む時間を多くとるよう心がけているが、油断すると予定を詰めすぎて結果として休みを入れる隙間がなくなることもしばしばある。
このため昨年の後半は休みを入れるために、
優先事項を決め、そしてやらないことを増やした。
このお陰で、休み自体が入れやすくなり心に余裕ができた。
まだまだ休みがうまく取れないこともあるけれど、今年1年も意識的に休みを入れて心に余裕を持たせていきたいと思う。
もちろん、心に余裕ができたからと言って、イライラすること自体がなくなることはない。
ある意味で
「イライラすることも人間らしさ(人としての面白さ)の1つと見ること」
これもまた楽しさを作り出すことにつながる場合があるのかもしれない。
↑振り返りはここまでになります↑
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
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