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スピーダ交流会に参加して

先月、スピーダさんの交流会に参加させて頂きました
(上の会場の写真で4つ自分が出てるかな)。

登壇の経緯


私自身、元々スピーダさんは情報収集のツールとして、使わせて頂いていました。
ある時、スピーダさんから「アジャイル経営企画というウェビナーでお話しいただけませんか」という話がありました。

確か、2020年末位かな、最初部下に連絡あり、スピーダの契約がディスカウントできれば、という位の邪な思いを持って、最初のWeb打ち合わせに入った記憶があります。

当時、まだウェビナーは今程盛んではなく、どの程度のオーディエンスがいるのかも全くわからない中、多少宣伝になるかな、とかなり軽い気持ちで家のPCで入らせていただきました。最初の背景はオレンジ色だったように記憶しています。

多分、これ。

案外緊張しなかったですね。目の前には自分のWebカメラしかなかったですし。

実際には、この参加が決まってから、驚く程Facebook広告(もちろん、FBだけにとどまらず、結構広範囲に広告されます)で私のEventが出回るようになり、色々な人から連絡を頂きました。

髪の長さが違うとか、髭がないとか、という点も含めて。

いつも着ているうちのRacing  Jacketへのコメントもよく頂きました(デサントさん、 ミズノさんにはいつも感謝でした)。

私の髪を切っている理容師の方が、「青田さんをピッコマで見ましたよ、そんなことしてるんですねえ」と言われたり。闇金ウシジマ君の合間に出て来ましたよ、なんて。

毎回登録が1,000人を超えていて、さすがスピーダさんだなあ、と思っていました。そこに自分の話、内容に集客の要素があるとはあまり思っていませんでしたね。

終了後アンケートを共有いただくのですが、こんな暖かいメッセージをいただける一方で、ネガティブな人もいるだろうなあ、と。でもネガティブだったら、アンケートまで辿り着かないよなあ、と思いながら。

何度か出させて頂き、フィードバックをいただく中で、少しづつ意識したことがありました。

過去の出演履歴(抜けてるかも)

  1. H2H 「新時代の新事業開発を考える」Denso鈴木マンジさん(当時)との対

  2. 経営企画イノベーターズ 「長期ビジョンにおいて大切なこと」

  3. アジャイル経営企画「企業変革」関西電力上田さん(当時)との対話

  4. New Business Way「経営企画部のミッション」慶應琴坂教授、アサヒ野村さん

  5. 経営企画イノベーターズ「企業変革」 AGC宮地さんとの対話

  6. Initial 「ものづくり企業の未来」Yamaha Motor Ventures 大西CEOとの対話

  7. Newspicks Stage「スマートシティ」酒居さんの番組

  8. 経営企画のイマを大解剖 Biplogyの波々伯部さんとの対話

  9. H2H 事業開発の実例から考える 弊社茨木、星野との対話



この頃、まだ前のRacing Jacket着てますね。
最初の頃は、Kana Saitoさんとでしたね。思い出の宮地さんの回。この時だけ、スーツ着ました。
なぜかこの日はカレーの話を収録前にめっちゃしました。

私の得意領域

上記の出演履歴をみても、「経営企画」の文脈と、「新規事業」の文脈でお話をしたことが多いです。

両部門とも、悩み多い部門で、皆が自分の存在意義や、自己肯定感の少なさに悩む部門です。

その点では、大きな企業になればなるほど、この部門の悩みは大きくなります。

スピーダさんの取り組みで、すごいなと思うのは、このこれまで門外不出の機能を、悩みも、Issueも一緒なんだから、横串さしてみようよ、ということだと思います。

この異なる2つの部門の共通項を俯瞰して見えることが、私の特徴かな、と思っています。

この2つは対立関係にあることが多いのですが、両側の景色を見てきた私としては、いわゆる「Put her/his shoes on」ー相手の身になって考える、ことをいつも意識して話していたと思っています。

案外、この二つを持っている人は少なくて、ものすごく共感できたのは、AGCの宮地さん、NECの藤川さん。いつも、よく統合報告書をみています。

AGCさんはこちら。
NECさんはこちら。

最近いいなあ、と思ったTDKさん。特に「未財務指標」という表現。

今後、こういう新規事業、経営企画経験者が、経営に入ることは増えるだろうなあ、と思っています。というのも、1事業をどうする、という視点ではカバーされないほど、「統合報告」によって求められる経営としての方向性、判断、意思決定の背景を問われることが増えてきたからです。

この点は、これまで事業側の積み上げで作られてきた会社の方向性から、ある方向に向かうベクトルをしっかり提示することが求められ、徐々にトップによる緩やかなリード・ガイドの考え方が入ってくると思っています。

日本総研の資料によれば、日本の上場企業の社長は、70%が初めて社長になる方です

即ち、今の会社に新卒で入社して、どこかの機能で大活躍して、上り詰めた方が社長になる、というサクセスストーリーですが、コーポレートガバナンスが行き着く先は、「経営と執行の分離」だと思います。

事業の責任者はこれまでの方法で育成できるでしょうが、ポートフォリオ管理(CFO)、人的資本管理(CHRO)、サステナビリティ視点(CSO)、コンプライアンス(CCO)などを司るコングロマリット組織の責任者(いわゆるCxO)には、様々な経験が必要になると思っています。

担当として、新規事業と経営企画を経験することの良いところは、俯瞰的視点と、小規模ではあるものの、企業経営の経験値の獲得であり、これがCXOの経験値として活きる部分が多いのではないかと思います。

この点は、事業部経験だけだと、なかなか獲得できないと思います。私が、最近新規事業文脈で、人材育成を説明しているのは、その点を踏まえてのコメントです。

例)
①経営企画: 
  ✔️新しい経営視点の理解と解説
   (ESG、SDGs、人的資本、 リジェネ、生物多様性等)
  ✔️ポートフォリオマネジメント、KPIの設定等全社視点のガイド
  ✔️ミドルアップではない経営視点でのガイドストーリー作成

②新規事業:
  ✔️CVC的投資から、取締役の派遣、取締役のObserverなどを通じた
   会社経営の経験を、俯瞰的に体験できる。特に、大企業だと
   所与のものとなる「資金調達」「人材採用」等。
  ✔️既存事業の仕組みを見直すための事例構築。
   スピードを高めるために、何を端折ることができるのか、など

今後も、色々とお話しさせていただくこともあるかもしれないし、ないかもしれません。色々な方々にこのような形でお会いすることから始まる関係性も今後の経営企画、新規事業には重要だと感じています!


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