バリウムより胃カメラ
私は個人事業主で、会社が用意してくれる健康診断はありませんので、自分で定期検診を手配しています。
福岡市の場合、よかドックという制度がありまして、自己負担500円で基本的な検診が受けられます。
がん検診は基本メニューではないのでオプションで追加しなければならないのですが、それでも1メニュー数百円程度で、いくつか追加しても合計で2,000~3,000円ぐらいにはおさまるので、必要なものは全部オプションでつけるようにしています。
手頃な価格で受けられるので重宝しているのですが、ひとつだけ難点がありまして、それは胃がん検診がバリウムということです。
これまで何回かバリウムでの検診を受けたことがあるのですが、やはり苦手なんですよね。
やったことがある方ならわかっていただけると思うのですが。
今年も定期検診のタイミングがやって来まして、胃がん検診をどうしようかなと思ったのですが、やはりバリウムは嫌なので今回は胃カメラをよかドックとは別で手配することにしました。
一瞬で意識がなくなる
胃カメラにもいろいろ種類や手法があり、鼻から入れるものや部分麻酔だけするものなどもあるようですが、私はベーシック(?)な「寝ている間に口から入れる」パターンを選択しました。
クリニックに到着して問診を受けるとベッドに通され、右腕で血圧測定、左腕に点滴をして、喉の麻酔に入ります。
喉の麻酔はおそらく生まれて初めての経験だったのですが、
ものすごく苦いゼリーを口(喉)に含んだまま2分間待つ(苦しい)
それを飲み込む(まずい)
ものすごく苦いスプレーを喉に向かって10回ぐらい噴霧する(オエッとなる)
喉が麻酔される(苦しい)
という感じでした。
ここだけ切り取るとバリウム並みにキツかったですね(苦笑)
その後横向きに寝転ぶのですが、ここから鎮痛剤が投入されたようで、本当に一瞬にして意識がなくなりました。
何分経ったのかわかりませんでしたが、目覚めたらすでに検査は終わっていました。
寝起きは鎮痛剤の影響でまだクラクラするので控室で休憩して、落ち着いたところで医師からの検査結果報告。
特に異常はなかったとのことで、会計を済ませて帰路につきました。
6000円以上したのでバリウムと比べればだいぶ高くつきましたが、胃カメラの方が得られる情報量も多いようですし、喉の麻酔を除けば心身の負担も少なかったです。
バリウムは検査が終わった後も結構引きずりますからね。
おそらく来年も、費用負担を増やしてでも胃カメラを選択すると思います。
健康は何物にも代えがたいので。