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「体育の授業が変わる!“とりあえず体操”からの脱却—生徒がワクワクするウォーミングアップの工夫」

体育の授業が始まるとき、「とりあえず体操やって」と指示していませんか?
生徒たちはどこか退屈そうな表情で、なんとなく体を動かしている…。
そんな光景に違和感を覚え、“ウォーミングアップの時間から生徒をワクワクさせる” ことに挑戦しました。

その結果、授業の入り方が大きく変わり、「めんどくさい」「だるいなぁ」 という顔をしていた生徒が、楽しそうに体を動かすようになりました。
さらに、ウォーミングアップの質が上がり、主運動へのスムーズな移行も可能に。

ただし、実践してみて分かった課題もありました。
「生徒が自分で選べるように、視覚的にアップの種類を提示する」 ことが特に重要だったのです。

そこで、具体的に取り入れた4つの工夫を紹介します。

TIPS:生徒がワクワクするウォーミングアップの工夫

💪① 主運動につながるウォーミングアップを8つ程度用意する
 → 例えば、サッカーなら「ボールタッチ系」、バスケなら「ドリブルチャレンジ」など、単元に関連した動きを組み込む。

💪② 単元の最初の2〜3回目までは、教師主導で楽しく伝える
 → 「ただやる」ではなく、声かけやゲーム性を加えて、ノリよく盛り上げる。

💪③ 「今までやったものの中から選んでやりなね〜」と、生徒に選択肢を与える
 → 「やらされる」から「自分で選ぶ」に変わるだけで、主体性が生まれる。

💪④ しっかりやっている子をひたすら褒める
 → 「○○めっちゃキレがいい!」「いい動き!」と、積極的に声をかけることで、周囲の生徒もやる気アップ。

○年間を通しての進め方

最初から生徒任せにすると、ウォーミングアップが形骸化しがちです。
そのため、以下の流れで徐々に主体性を育てていくことが重要です。

📌 4〜5月 → しっかり教師主導で行い、「楽しく動く体験」を作る
📌 6〜7月 → 少しずつ選択肢を増やし、生徒が自分で選べるようにする
📌 9月以降 → 生徒が自主的に考え、チームでウォーミングアップを組み立てる

この工夫を取り入れることで、体育の授業の「入り」が変わり、生徒が自然と動きたくなる環境を作ることができます。
ぜひ、あなたの授業でも試してみてください!

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