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私の非常識、あなたの非常識

エジプトに留学していた時のこと。
友人の話である。

エジプトのレストランで食事と一緒に🍊オレンジジュースを注文したそうだ。

前菜のパンとペーストとサラダが来ても、ジュースは来ない。
メインディッシュの肉料理が来ても、ジュースは来ない。

「ジュースはまだか?」
「まだだ。」
デザートになっても、食べ終わってもジュースは来ない。

待てど、暮らせどジュースは来ない。
ジュースに足が生えてるわけではないので、
正確には、エジプト人の店員が持ってこない。

「会計をくれ!」
「なんだ、帰るのか?ジュースはどうするんだ?」
「もうとっくに食べ終わったし、待ってられない。」

「そうか、じゃあ持って帰れ。」

「え…?お、おう・・・(@_@)」

結局、何故かオレンジジュースだけを持って帰ることになったらしい🤣

彼らにとって、客に注文されたジュースを出すタイミングは、
さほど重要では無い様だ。
重要なのは、注文の帳尻を合わせること…。主に自分の為に。

相手の気持ちを考えて…と口を酸っぱく言われてきた日本人の
私からすれば、先ほどのサービスは「非常識」だ。
しかし、彼らからすれば、「無宗教」と私が平然と言い切るもの「非常識」なのだろう、と感じることもあった。
結局、お互い様だ。

自分の考え方に苦しくなったら、
試しに、別の文化圏に滞在してみてはいかがだろうか?
自分が、大層な「非常識人」である感覚を味わえるかもしれない🤣🤣🤣

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