今日の気候は話題にできる(自由律俳句)
今日の気候は話題にできる
いつも何を喋ればいいのかわからない時でも助けてくれるのは天気だ。
「暑いね」「寒くなりましたね」「風が強いですね」。
昨日は絶好の悪天候だった。
あなたと会う前に考える話題も、今日は天気の話から始めようじゃないか。
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どちらかというとひょうきんに見られ、疑われることもあるが
私はまぎれもない人見知りだ、と自負している。
初めての人と会うときは脳内で話す内容をある程度シミュレーションしたり、いくつか自虐ネタを用意したり、準備をしていかないと人に会うことが怖い。
人の顔色や空気感を必要以上に読んでしまう自分にもほとほと嫌気がさすが「直そう」と思って直せるものでもなく今のところこの性格と付き合いながら生きている。
そんな小心者の私をいつも助け出してくれるのは天気の話だ。
独り言のように「今日は寒いな〜」と言ってみたり
勇気が出せた時には「今日は寒いですね」と実際話題にしてみたりする。
天気や気候はいつも平等に人の生活にあるものでいつでもどんな人とでも共通の話題となる。
地域が違って天候が違ったとしても「昨日、大阪は大きな雨雲が来てたんですよ〜」なんて言えばしばらくはその話題が私を助けてくれたりするものだ。
天候が日々うつりかわり、四季もある日本には本当感謝をせざるを得ない。
そんな天気も人の力で左右することができる時代になったなら、一体何の話を始めようか。
今から悩ましいところだ。