学びを愉しむ力

「あなたの最大の強みは何か?」と聞かれたら、

私は迷わず、「学びを愉しむ力」だと答えます。

私が学びを愉しめる理由は、
自分の好奇心を満足させる情報に出会う事や、
その出会いの過程が物凄く好きだからです。

普段生活していると、様々な情報に触れますが、
その中に「!」と思えるものや、
違和感や疑問を感じることがたくさん含まれています。

私はそれを調べたり、仮説を立てたり、
その分野が好きな人と話をしたりして、
自分なりの気づきや学びを得ることが、
楽しくてたまりません。

何故なら、そこで学んだ事は、
また次なるテーマを呼び、
延々と学びの連鎖が展開されていき、
それと共に、素晴らしい情報や人との出会いが
起きてくるからです。

これはお金では買えない財産だし、
ここ数年で私の人生が豊かになったのはまさにこのお陰です。

まさに、「わらしべ長者」をいつでもどこでも実践している
感じです。

そうやって、自分の中に学びのネットワークが
網目のように構築され、
これまで自分の中で関連しなかった情報同士が、
結びつき、ハッとするような気づきを得たりしますが、

そんな時は、不思議な事に、疲れもストレスも
一瞬で吹っ飛んでしまいます。

だからこそ、ますます学び、出会い、
学びのネットワークを大きくしていきたい。

このようなモチベーションが、
自分の中で強力になっていくこと自体も
大きな喜びであり力となっていますし、
もはや、「遊び」と「学び」の境界線は無くなり、
それらは完全に融合されています。

このように書くと、私が勉強好きな優等生のように
思われるかもしれませんが、実は全く逆で、
学生時代は勉強や読書が嫌いで、
教師からも呆れられるほどの落ちこぼれでした。

この時は私自身、勉強とは、

「外的な評価を得て、事を有利に進めるために我慢してやるもの」

と思い込んでいたので、勉強する気が全く起きませんでした。

しかし、公務員試験の時に、
「目的ずらし」という発想を閃き、

勉強の目的を採用試験の合格という
外的評価を得るためではなく、

「ユニークな発想との出会い」や
「自分の思考の癖を把握する」
という好奇心を満たすことに切り替えて以降、

気づけば勉強が面白くなり、
大満足の結果を出すことができました。

私は、学力や情報処理力という競争的な観点では
多くの人に敵いませんが、

「学びを愉しむ」という主観的な観点で言うと、
誰にも負けない自信があります。

それは、様々な落ちこぼれ経験を通じて、
自分が生きる術として、

「遊びと学びを融合するための思考」

を身につけることができたからだと思います。

そして今、私は、
「遊びと学びを融合する」
ことが、これからの時代にはとても大事になってくると思っています。

遊びと学びを融合できる大人が世の中に増えれば、
子供達も自ずとそれを真似て、
学校も楽しい場になるでしょうし、
遊びと学びの融合の先に、
「幸福度の高い働き方」があると確信しているからです。

だからこそ、私はこれから様々な形で、

「遊びと学びを融合する人を増やす事」

を自分なりの「働き方改革」として、
やっていきたいと思っています。

遊びと学びを融合したいと願っている方、
自分の方がもっと学びを愉しんでいると思う方
と出会っていきたいです。

いいなと思ったら応援しよう!