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2021夢日記 危ういベッド ji-jyo 10月13日
僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。
昨日の夢はいろんな意味でハプニング全開の展開だった。
始まりは他企業との交流会で結婚式場のようなところに来ているところからだった。
会場内には見たことのある顔もあれば当然ながら全く知らない人達も大勢いた。その中に依然転職して行った同僚と再会した。
『よう。久しぶりだな。元気にしてたか?』
『ああ。そっちもなかなか充実してそうで何よりだよ。』
その後も他愛ない話しをしばらくしていると昔の同僚の仕事仲間が数人やって来た。その中にはストレートのロングヘアが印象的な所謂いい女が一人混じっていた。綺麗な人だ。正直、昔の同僚がうらやましくなる程だ。
そんな出来事の後も他の企業の人達と何となく交流を重ねた後そろそろお開きになる前にまたさっきの昔の同僚に呼び止められた。
『なあ、うちの会社の子がさお前の連絡先教えてっていうから教えといたぞ。もし連絡きたら相手してやってくれな。ふふふ。』
『お、おい。お前勝手に。まあ、とりあえずわかったよ。』
もちろん戸惑いもあったが、もしその相手がさっきのロングヘアの子だったらどうしようと若干期待している自分もいたのが正直なところだった。
そろそろ帰ろうかと会場を後にすると突然スマホが鳴り出した。知らない番号だ。まさかもう連絡が来たのか? とりあえず一呼吸置いて冷静を装い電話に出る。
『もしもし。』
『あのさっき連絡先を教えていただいたリョウです。まだ会場にいらっしゃいますか?』
『あ、ええ。今ちょうど帰ろうと出口のあたりに。』
『もしご迷惑でなければこの後少しお時間いただけませんか?』
『ええ。大丈夫ですよ。』
何と言うか、少し低めのハスキーボイスでさっきみたロングヘアの子ではないなと勝手に思い込み少しがっかりしながら待っていると後ろから肩を叩かれて振り返った。
するとそこにはいい意味で予想を裏切るようにさっきのロングヘアの子が立っていた。
『お待たせしました。お食事にでも行きましょう。』
嬉しい。嬉しいが、何て積極的な子なのだろう。気付けばもう手を引かれ随分と近い距離にいる。これはいったいどういう状況なのか。とにかくそのままされるがままと言った具合で歩き出した。
少し歩くとまたしても急展開。突然立ち止まったかと思うとその場にしゃがみ込んでしまった。
『ど、どうかされました?』
『ごめんなさい。最近何だか貧血気味で。少し横になれればすぐ良くなるとは思うんですが。』
『うーん。どうしよう。ではご自宅までお送りしましょうか?』
『でも私の家ちょっと遠くて。その… ちょっと厚かましいお願いなんですけどあなたの家にお邪魔しても?』
『え!? ああ、えーまあ。リョウさんが良ければ僕は構いませんが…。』
何て急展開だ。しかしいいのか本当に。でも体調が悪いのにないがしろには出来ないし、それに別に家に来られて困ることはないし。などと考えはしたものの内心浮かれていることは必死に隠している自分がいた。
その後、家に着くとひとまずリョウさんをベッドに寝かせ水を取りに行こうとしたとき、またしても手を引かれベッドに引き戻された。こんなに細い体でなんて力強いんだ。
『ど、どうしました?』
『ちょっと一緒に横で添い寝してもらえませんか?』
やばい。やばいぞ。いや。これは願ってもない展開なんじゃないか?
『ああ。ええ。わかりました。』
掛け布団の中にそっと潜り込むとリョウさんは僕の期待を見透かすように当たり前に唇を重ねてきてこう呟いた。
『私…。完全に女の子じゃないけど。いいよね?』
『え!?』
堪らなくいい香りを発しながらそんな突然のカミングアウトを聞かされたあたりで今日は目が覚めた。
あの容姿からは想像できないハスキーボイス。その理由はそういうことだったのかと妙に納得させられる朝だった。
さて、明日も夢日記を書いていこう。
【2021 9月夢日記 ~ji-jyo~】
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