
2022夢日記 涙の理由と勘違い ji-jyo 1月2日
昨日の夢は誤解と困惑ととにかく面倒なことに包まれるような展開だった。
始まりはスーパーの駐車場を歩いているところからだった。
そのスーパーは少し変わっていて、駐車場を挟んで向かいにはすぐ駅の入口が隣接しているようなところだった。
1人その場所を歩きながら僕はしきりに鼻をすすっていた。どうやら涙も流れていて泣いているようだ。
ただ間違いないのは悲しいとか悔しいとかそう言った感情から泣いているわけではなく、どちらかと言えば花粉症ではないけれど、何か生理現象的な反応による涙なのは確かだった。
とは言ってもこのままでは周りの人に泣いているように見えるのは間違いない。こんな人前で泣きながらいるのはいささか恥ずかしい。とりあえず駅にあるトイレにでも行って涙を拭きに行こう。
少し小走りでトイレに向かっていると裏から声がして呼び止められた。
『おーい! ここにいたのかぁ。』
まずい。この声は僕が密かに好意を抱ている女の子の声だ。今の状況を見られたら何て思われるかわからない。いくら生理的現象の涙とは言え泣いているところを見られるのは絶対に嫌だ。ここは気付かない振りをして急いでトイレに向かおう。
小走りから本格的な走りに切り替えとにかくトイレを目指す。
『ちょっとー! 聞こえてるんでしょ? 待ちなさいよ!』
うわ。なんて速さだ。こっちは全速力で走って逃げているのにもう追いつかれるぞ。まだ道半ばあたりで追いつかれた僕は彼女に腕を掴まれる。
『そんなに急いでどこ行くのよ? あっ! もしかして女か? 女のところに行くからそんなに急いでんの? ひどくない? 私を無視して他の女のところに行くんだ?』
おいおい。ちょっと待ってくれよ。そんなことはないんだよ。そもそも僕は密かに君に好意を抱いてはいるものの、君がどう思っているのかは知らないし、ましてまだ付き合ったりしてはいないじゃないか。だとしたら仮に他の女の元へ向かっても責められる道理はないような気もするが…。
でも今はそんな場合じゃない。とにかくこの垂れっぱなしの鼻水と涙を何とかしなくては。掴まれた腕を強引に振りほどき急いで男子トイレに駆け込む。これで一安心だ。そう思った僕は甘かった。
まさかとは思ったが個室に入る前に振り返るとなんと彼女はトイレの中にまでついて来ていた。結局涙と鼻水を見られてはしまったが当然のように僕は彼女に思ったことを伝える。
『ここ。男子トイレだよ?』
『知ってるよ!』
まさかの返答。そして勘違いは続いて行く。
『そんな泣きじゃくって。どうせ女にでも振られたんでしょ? 他の女にうつつを抜かすからそうなるのよ。』
『そんなわけないだろ!』
涙でぐしゃぐしゃのままそう叫んだあたりで今日は目が覚めた。
いろいろ変な展開だったな。積極的な女性は嫌いじゃないけれど男子トイレにまで入ってきてはいかんだろ。
さて、明日も夢日記を書いていこう。
いいなと思ったら応援しよう!
