2021夢日記 山奥のロッジと人面ジャガー ji-jyo 8月19日
僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。
昨日の夢はまさに、 THE 夢 という展開だった。
始まりは山の奥深くにポツンと建っている木造のロッジにいるところからだった。
ロッジには僕を含め5人の仲間たちとくらしているようだった。
『食料の調達に行ってくる』
仲間の二人がそう言ってロッジから出て行く。残った僕らはロッジ内の清掃をしながら見送った。
『襲撃だ!! みんな槍を持て!』
何だ!? 数分前に出て行ったばかりの二人が慌てて戻って来るなり入り口に立てかけられていた大きな槍を握りしめている。
『今回は何だ!? 熊か?』
『いや! ジャガーだ。しかも数匹いるみたいだ!』
ジャガーだって!? 襲撃って。こんなことが日常茶飯事ということか。しかしなんで槍なんだ。こういう時はもっと銃とかライフルとかそういうものがお約束のような気もするが…。まあ、でもきっとここには最善の武器が槍しかないと言うことなんだろう。
全く勝てる気はしないが、とりあえず仲間に続いて僕も槍を握りしめる。長い槍は想像以上に重たくて、とても振り回すことなど出来なそうだ。
仲間の後ろに隠れるようにしてロッジの外に出る。もう目の前には数匹のジャガーが迫って来ていた。仲間が視界を遮りよく見えないが、明らかにお腹を空かしているであろうジャガーの唸り声はしっかりと聞き取れた。
『安心しろ。別に襲って食いに来たわけではない。交渉をしに来たのだ。ひとまず槍を下ろせ。』
ん!? 人間も一緒にいるのか? ジャガーを引き連れて? レンジャーか何かだろうか。しかし野生のジャガーを引き連れるとはいったいどれだけのものなのか。
『交渉の内容は?』
仲間が話し合いを進めているが、気になって仕方ない。仲間の間をかき分けて僕は前線にまで身を乗り出した。
!!??
何だ? あれは?
そこには人間の姿はなかった。数匹のジャガーの先頭にいるボス的存在のジャガーは、明らかに周りの見慣れたジャガーとは違う容姿をしていた。
体はまるっきりジャガーそのものだったが、顏だけは半分人間のような姿をしている。まるっきり人間の顔ではなく、文字通り人間とジャガーの顏が半分づつ混ざったような…。
その人面ジャガーは話を進め出した。
『見ての通り俺は完全なジャガーではない。それにわざわざお前らを襲わなくても食料は自分たちで調達できる。しかし毎度、生肉ばかり食っているのには飽きてしまった。だからお前らの調理された飯を分けてほしい。その代わりに、これからはお前らのロッジの周りは俺たちが守ってやる。悪くない条件だろう。』
喋ってる。ジャガーが。いや、人間、ではない人間が。
これはもはや世紀の大発見だろう。僕も話してみたいとワクワクしているのに周りの仲間たちは至って冷静だ。
『よし。交渉を受け入れる。これからよろしく頼む。』
仲間の一人が人面ジャガーに手を差し出すと、それに応えるようにいかつく太い前足を伸ばし握手にもお手にも見える光景を見ているあたりで今日は目が覚めた。
久々に夢全開の展開で楽しかった。いつも現実的な夢が多いけど、やっぱり夢ならこういう夢でしか見られない内容のほうが面白いと思う朝だった。
さて、明日も夢日記を書いていこう。
【2021 7月夢日記 ~ji-jyo~】
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