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2021夢日記 嘘をついた数 ji-jyo 3月28日

僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは最後にご紹介しておきます。

昨日の夢はファンタジー感が強くてなかなかぶっとんだ展開だった。

始まりは分厚い雲に覆われて、薄暗くやや肌寒い昼下がりに、僕は何かの目的でコンビニのようなお店の前に並んでいた。

僕の前には数十人は何かの順番を待っている人たちが並んでいて、初めはみんな何かお目当ての商品を買いに来ているのかなと思った。

列に並んでいるくせに目的が分からなかった僕は、前に並んでいた男性に話しかけた。

『すみません。これなんで並んでいるのですか?』

『え? 君、わからないで並んでたの? あっ、もしかして初めてか。受付の順番がくれば説明してもらえるよ。ここのことは知らない人には話してはいけない決まりなんだよ。ごめんね。』

そんな風なことを聞かされたけど、言っている意味がよくわからない。話してはいけないってことはあんまりよろしくないお店なのだろうか。

なんだか少し不安にもなってきて、並んでいる列から外れて抜け出そうかと迷っているうちに、もう店の入り口あたりまで順番が進んでしまっていた。

その店の入り口はドアが付いてなく中の様子が見えた。店内の作りは、これと言って変わった様子はなく、よくあるコンビニの作りとあまり違いは感じられなかった。

ただ、商品棚に並んでいるのは、何故かたくさんのタブレットで、それぞれに違う映像が流されていた。

なんなんだろう。ここまで来てもよくわからない。

列がまた進んで僕の前にいた人が受付をしている最中の会話が聞こえてきた。

『今回の点数は7万ですね。7万以内のお好きなものをお選びいただき日付を設定してお帰りください。』

『おお!今回はそんなにいい点数だったのか。それならほとんど自分の好きなシナリオを選べるじゃん。いやー良かったよ。』

話している内容はしっかり聞き取れた。でも、話している意味はまったく理解できなかった。点数?シナリオ?いったいなんのことだろう。

前の人が受付を済ませ、ワクワクした目でたくさん並んでいるタブレットの品定めを始めた頃、ついに僕に受付の順番が回ってきた。

『あなたは初めてですね。それでは簡単にご説明します。ここでは精密な測定により、あなたがこれまでついた嘘に点数をつけてお伝えしてます。
その点数によって、次にどの産道を通ってどの個体に生まれるかを自由に選ぶことが出来ます。
あなたの点数は700ですね。その数より下の表記が出ているタブレットからお選びください。』

『あ、あのちょっと待ってください。あまりまだ理解できないし、質問があるのですが…』

『なんでしょう?まだまだお待ちの方も大勢いますので、手短にお願い致します。』

なんて冷たいんだ。いろいろわからないことも多いし、ましてや僕は初めてここに来たんだぞ。そんな風に思いながら僕は質問を続けた。

『さっきの人は7万点あると聞こえたましたけど、僕だってそれより多いかは別として700点よりはもっと嘘をついてきたと思いますよ?なんかその数字おかしくないですか?』

『この点数は嘘をついた数だけを精密に数えたものではありません。
あなたがこれまでついた嘘が成就した数によるものです。
従って、あなたが体感で感じている今までついてきた嘘の数が、どれほどに感じているのか分かりませんが、その数字をこちらが把握していても、それをお教えすることは致しかねます。
要するにあなたは嘘が下手なのです。あなたはうまくいったとこれまで思ってきた嘘は多くのものがバレていたということですね。
もう時間切れです。これ以上お話しすることはありません。
早く新しい産道と個体を選び、日付を設定してお帰りください。』

なんなんだ。いったいこれはなんなんだ!なんかよくわからないけど、僕が悪いのか?いや、ふざけんなよ!なんてイライラが爆発しそうなあたりで今日は目が覚めた。

なんか意味深だったけど、すっきりはしない朝の目覚めになってしまった。


さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 2月夢日記 ~ji-jyo~】

【2021 1月夢日記 ~ji-jyo~】


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