2022夢日記 森の中の鳥類屋敷 ji-jyo 1月7日
昨日はいつにも増してよく眠った。おかげでたくさん夢を見た。その中でも最初に見た夢について書いていこう。
始まりはたぶん帰宅途中の道を歩いているところからだった。
どちらかというと都会とは言えない街並みを黙々と歩いていると、次第にこれはド田舎だろうという細い田舎道に入って行った。
家への帰り道のはずなのにこの道で合っていたっけと少しづつ不安が増して来たころ目の前に右と左の分かれ道が現れた。
あれ。どっちだったけ。何となくだけど右のような気がする。右は森が切り開かれた雨が降った後はぬかるんでしまうような土の道だ。
でも何だろう。何だか左の道の方がやけに気になる。左の道は森の中なのにところどころに石がはめ込まれていて少しだけ整備されたような道だ。
こっちの道は歩いたことがない。でも。もしかしたらこっちからも帰れるかもしれない。今日はこっちの道に進んでみよう。
なぜか突然わいてきたチャレンジ精神に突き動かされ知りもしない道へと先に進んだ。どっちの道を選んだとしても結局しばらくは森の中だった。
しばらく中途半端に整備された道を歩いて行くと急に薄暗かった森に眩しい光が差し込み大きく切り開かれた場所に出た。
そこはさっきまでの中途半端に整備されたようなところではなく足元は大理石や高い墓石などに使われていそうな少しキラキラ光る真っ白な石でいっぱいだった。それに何だか意味があるのか平らな地面ではなくまるで意図的に作ったようになめらかな曲線がいくつもありすごく綺麗なところだ。
ただしかしこれではどうにも歩きにくい。というよりどこを歩けばいいのだろう。これはまるでスケボーの小さなハーフパイプがいくつも連なっているようだ。とりあえず転ばないように下ばかりを気にかけて前に進む。あまりにも夢中になり過ぎてどうしてここを進んでいるのかさえ忘れているみたいだ。
気が付くとアスレチックでもしてたのかという場所は通り過ぎ、今度は綺麗に真っすぐに整備された地面が現れた。ようやく顔を上げて辺りを見渡すと左奥に続く道の先に大きな屋敷のようなものがある。
ここは人の家の入り口だったのか。しかしとんでもなくでかい屋敷だな。いったいどんな人が住んでるんだろう。勝手に入ってきて何だけどやっぱり気になる。ちょっとだけ。ちょっとだけ覗かしてもらおう。
屋敷の方に向かって歩いて行くと普通の家では珍しく緑色のフェンスで囲われている。防犯の為だろうか。それにしてもこんなに大きな屋敷なのにこれはいくら何でも見栄えがと言うかセンスがなさ過ぎではと余計なお世話を焼いたところで信じられないものが目に飛び込んでくる。
何だあれは? あれは…。見たこともない生き物だ。
例えられるだろうか。とにかくでかい。鳥類なのは間違いなさそうだ。大型でダチョウやエミューといった大型の類のものだろう。しかしなんて綺麗なんだ。色はまさに孔雀のようだ。ベースは緑色が主になっているがところどころに色とりどりの模様が散りばめられて、なんて呼べばいいのだろう。
極楽鳥、フェニックス? まあ呼び名なんてなんでもいい。とにかくでかくてきれいでこんな生き物はテレビでも見たことがない。
しかもちゃんと動いてる。間違いなくこの鳥は目の前で生きている。僕が歩くのに平行してフェンスの向こう側を歩いている。
ああ。これか。これが理由でこの緑色のフェンスで囲ってあるのか。
それからバカでかい屋敷をの周りをどんどん進んで行くと、あの極楽鳥みたいな鳥は何羽もいるようだ。いったいこの家はどうなっているんだ。
尽きない興味を抱きつつどんどん奥へと進んで行くと、屋敷の窓からお婆さんが顔を出している。こっちを見ているがどうやら僕には気付いていないようだ。何だか気まずい思いがしてとっさに隠れて様子を伺う。
勝手に入ってきて場合によっては不法侵入だなとは思いつつも更に先に進んだ。
更に進んだその先にはこれまた驚きのものが目に飛び込んで来た。
さっきの極楽鳥のくちばしが大きく開いてフェンスから飛び出している。
が、やけに茶色い。これは…。生きてない。剥製なのか? でも剥製とは言えないほど干からびていて、これはまるでミイラのようだ。
死んでしまった極楽鳥をミイラとして飾ってあるのだろうか。何だかさっきまでの雰囲気とは打って変わってちょっと悪趣味ではないだろうか。
そんなことを思った瞬間、今度はフェンスを越えてアマゾンの奥地にいそうな目が痛くなるようなカラフルなオウムがたくさん飛んでくるのを目撃したところで目が覚めた。
何だか不思議な夢だった。あんな極楽鳥みたいな鳥。テレビでも見たことはないけれど。この星のどっかには本当にいたらいいのになとか思う朝だった。
さて、明日も夢日記を書いていこう。