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2021夢日記 不気味なコレクション ji-jyo 11月18日
僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。
昨日の夢は何だかとても気味の悪い世界観といった展開だった。
始まりは街中を一人で歩いているところからだった。
特に変わったことはなく何気ないよく見る街の風景。いつもと変わらない普段通りの日常の中にいるはず…だった。
そのまましばらく歩いていると目の前から容姿端麗な女性がこちらに向かってくる。それに気づいた夢の中の自分は当たり前のように女性に声を掛けた。
『やあ。こんにちは。あなたはとても美しいお顔をしていますね。どうですか? 僕との間に1つ作りませんか?』
僕は何言っているんだろう。
『あら。ありがとう。ええ。いいですよ。』
『いやぁ、良かった。あなたような素敵な女性に応えて頂けるなんて今日は帰宅が楽しみだ。』
そんな会話を交わした後は特に何もすることなくお互いその場を後にした。
自分が一体何を目的として会話していたのかはよくわからなかった。ただ感覚的にはごく当たり前のことをしているように感じていた。
それから自宅に向かって歩いている途中にも、周りの人たちが同じような行動や会話をしている様子が見受けられた。
さっきのように男性から声を掛けることもあれば、逆に女性から声を掛けることもあるようだ。聞き耳を立ててみるとやっぱり話している内容もさほど変わらない。お互いの間に何かを作ること。そしてその後はみんな特に何かをするわけではないこと。
ただ、その意味深な交渉が全てうまく行くというわけではないこともわかった。双方が納得をしないと交渉が決裂してしまうことも珍しくはなさそうだ。
そんな不思議な状況に疑問を持ちながらも気が付けば自宅に着いていた。
玄関を開けて中に入ると右側には下駄箱が、そして左側には見慣れない何かの装置のようなものが置かれていた。
一見すると鉄の扉が付いた小型サウナのようなものだったが、その扉に手を掛けるときの自分の胸はこれでもかと言うくらいワクワクしていた。
高まる期待を胸に扉を開けると、そこには3歳くらいの小さな少女が入っていた。
『いやぁ。やっぱり想像した通りいい出来だ。あの人の綺麗な顔立ちと僕の顏がミックスされて何て愛くるしい顔立ちなんだろう。』
またしても僕は何を言っているんだろう。
目の前にいる少女は大きな瞳を開けて真っすぐにこちらを向いてはいるが、どうも視線は合わない。それに一向に自ら動こうとはしない。それはまさしく小さな子供、人間そのものだ。でも…。まるで良く出来た人形みたいだ。
僕はその小さな少女を抱きかかえると玄関を出て庭にある大きな倉庫に向かった。抱きかかえている感触もやっぱり本物の人間のようだ。
そして倉庫の扉を開けた。
『あれ。一杯になちゃったな。新しい倉庫を作らなきゃもう置いておくところがないや。』
またおかしな発言をしながら倉庫内にずらっと並んだ幼い子供たちを目の当たりにしたあたりで今日は目が覚めた。
何とも奇妙な展開だった。俯瞰してみているような夢だったけど。あのサウナみたいな装置は人間3Dプリンターだったのだろうか。作り方も相手の承諾を得るだけだったし、何より作られた子供たちは人間そのものなのにまるで人形のような。とにかく不気味感満載の夢だったな。
さて、明日も夢日記を書いていこう。
【2021 10月夢日記 ~ji-jyo~】
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