2021夢日記 いなり寿司と知らないお母さん ji-jyo 2月28日
僕は今年に入ってから毎日夢日記を書いている。先月分のものは最後にご紹介しておきます。
昨日の夢はちょっと笑える展開だった。
始まりはずいぶん古いけど立派な日本のお屋敷にいるところからだった。
僕は家政婦のような女性に連れられ、長い長い廊下を歩いてどこかの部屋に向かっていた。
どうやらこれから昼食の時間のようだ。
部屋に入るとこれぞ和風という造りのきれいな畳の上に、長くて低い木製のテーブルだけが置かれていた。
そこへ僕の母親が白いプラスチックのプレート皿に昼食を乗せて運んできた。
でも夢の中では母親みたいだけど、現実の母親とは違っていた。
『お待たせ。さあ食べな。』
そう言って僕の目の前に置かれたプレート皿は、中央が仕切られ右と左に分かれた作りで左側にちらし寿司が乗っていた。右側には何も乗っていなかった。
不思議に思いながらも僕は昼食をいただくことにした。
ちらし寿司は普通においしかった。食べ進めていくとなぜか母親は僕の後ろで洗濯物を畳んでいるようだ。
『どうや?おかずのいなりおいしいやろ?』
いきなりしゃべりだすから僕は驚いた。しかもそれだけじゃなく驚きはは何倍にも膨れ上がった。
《いきなり関西弁? おかず? いなり? いなりはこのお皿にいませんよ?》
僕は困惑しながら、
『うん。ちらし寿司おいしいよ。』
そう答えると、
『ちゃうわ。いなりの方……』
そう言いながら母親は僕の後ろからプレート皿をのぞき込もうとした。
僕はなぜか、いなりが乗ってないことを隠すように右手で皿の右側を隠した。
その時、母親の顏を見たときのおかしさは想像をを越えてきた。
おかずになるかは別として、とにかくおかずであるはずのいなりを乗せ忘れてしまった恥ずかしさからなのか、はたまた自分がそんなミスをしてしまった絶望感からなのか、僕がおかずがないことを悟られないように隠したことがショックだったのか彼女の心の中はまるで読めなかったけど、
目は大きく見開き、口も大きく開けたまま驚きと絶望感さえ伝わって来るようなまるで漫画のような顔をしていた。
僕が肩を震わせ必死に笑いをこらえていると、
『あっ。い、いなり乗ってなかったんか…』
そんな一言に爆笑してしまったあたりで今日は目が覚めた。
やっぱりいなりはおかずにはならないかな(笑)
さて、明日も夢日記を書いていこう。
【2021 1月夢日記 ~ji-jyo~】
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