2021夢日記 ハーブが必要なお食事会 ji-jyo 6月26日
僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。
昨日の夢はちょっと不思議でイライラする展開だった。
始まりは、すっかり日が暮れてしまった閉店間際のホームセンターにいるところからだった。
僕は家庭菜園の売場でハーブを探していた。
『あら。あなたも今から持っていくハーブを買いに来たの?』
裏から声を掛けてきたのは近所に住む顔見知りのおばさんだった。
『ええ。ちょっと忙しくてこんなギリギリになってしまいました。』
『なんだか正直、面倒なお食事会よね。どうしてみんなでハーブを持ち寄るなんてことになってるのかしらね。でも。ほらね。あの人のご機嫌損ねるのもね…。』
おばさんも同じことを思っていたようだ。
これから行くお食事会の主催者は、近所に住む僕達の中で、お局的存在の、やけに権力を誇示するタイプの主婦だった。
ご機嫌を損ねた日には、あることないことひどい噂話をまき散らす、そんなタイプの人間だ。
そんなわけで、僕らはとりあえず当たり障りのないように、そのお局と付き合っていた。
しかし困ったことに閉店間際のホームセンターには、もうほとんど魅力的なものは売っていなかった。
『困ったわね。ありきたりなハーブしか残ってないわ。これじゃあ他の方と被っちゃうのは避けられそうにないわね。』
そうなんだよな…。せっかくわざわざハーブを買って持って行ったとしても、被ってしまうとお局は決まって怪訝な顏で見つめてくる。
でも時間も迫ってるし仕方ない。僕は売れ残っていたバジルの葉を買うことにした。一緒にいたおばんさんはミントを買うことにしたようだ。きっとどちらもメジャーなハーブだから、先客と被っているのは避けられそうにはなかったけど。
買い物を終えた僕らは、いよいよお局の家に着き、憂鬱な気持ちでインターホン鳴らした。
『いらっしゃ~い。空いてるからどうぞ。』
どうやら出迎えの声はご機嫌のようだ。
『今日は何のハーブを持ってきてくれたのかしら?』
『僕はバジルです。』
『私はミントを…。』
長すぎる沈黙。ほら。やっぱり始まったよ。お得意の怪訝なお顔が。
『先に来ている方たちと被ってしまってるわね。悪いけど用意し直してきてくださる?』
なんなんだこのお局は!!
そんなイライラが爆発寸前で今日は目が覚めた。
夢で良かったけど…。人付き合いってなんだかめんどくさいなと思う朝だった。
さて、明日も夢日記を書いていこう。
【2021 5月夢日記 ~ji-jyo~】