コンポートという食べ物とその食べ方【ベルギー日記n°29】

コンポートを知っていますか？

これ↓

全部食べかけ

左から、りんご、プラム、桃のコンポート。

日本にいるときには見たことも食べたこともなかった。フランス在住の日本人のYou Tubeを見ていて、その子供がいつも美味しそうに食べていて、ベルギー行ったら食べたいなと思っていた。

コンポートとは、果物を水や薄い砂糖水で煮て作る保存食のことを呼ぶらしい。スーパーに行けば、もっと色々な種類があって、写真のとおり瓶詰めで売られている。

ジャムのようだけど、ジャムよりも使われる砂糖が少ないので、果物そのままの美味しさが凝縮されてる感じで、とても美味しい！

　蓋をあけるとこんな

煮崩れて裏ごしされているみたいな状態。崩れず残った果肉もゴロゴロ入っていて、それもまた美味しい。

そのまま食べてもいいし、ヨーグルトに混ぜても美味しい。私はたいていデザート感覚でそのまま食べている。

栄養は、加熱されてる分、生で食べるよりも劣るけど、ビタミンや食物繊維が豊富で健康にも良いらしい。（※加熱することで高まる栄養素もあるという情報も。）

そんなコンポート、どう考えてもデザート感覚で食べるものと思っていた。
ウィキペディアにも、『そのまま食べたり、ヨーグルト、アイスクリーム、スポンジケーキなどにしばしば添えられる。』と書いてある。

がしかし。
夫はコンポートは肉と一緒に食べるものだと言うのだ。デザートではなく、肉のソース感覚で食べるらしい。

ウィキペディアにもこう書いてあるから、本当はデザートでは？と伝えても、それは日本のウィキペディアだからそう書かれている、との主張。

そしてある日の夕食、

肉というか、ソーセージと一緒に食べた。
コンポートではなく他のソースのほうが合うのでは？そもそもソーセージに味付いてるし、ソースいらないような気も。別に美味しくなくは無いけど、別々に食べたいなぁ。。。

この食べ方、どうしても信じられず、ベルギーというよりこの家の習慣なのでは？と、さりげなく夫を疑っていた。が、ある日、スーパーの惣菜コーナーで、夕食で食べたのと同じようなソーセージとコンポートのセットが売られていた。ベルギーの習慣だったか！

再度、夫と食べ方の話をしたところ、結局のところ、人それぞれ、好きなように食べればいいんだ！とのこと。

そうだ！好きなように食べる！