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一尋(ひとひろ)を地球の歴史と見立てれば文明史とは爪先ほどなり(医師脳)

 目で見て「大きい!」と感じられれば、その巨大さを人間は理解できる。

 しかし歴史の時間軸のように目に見えないと(どれくらい大昔なのか分からず)とんでもない思い違いをしていることもある。

 リチャード・ドーキンス氏は『進化とは何か』で次のように例えた。

「両腕を広げ、右手の指先を地球の誕生に左手の指先を現在とすれば、右手首から左手首くらいまではバクテリアの時代。そして恐竜は左手の平あたりで登場し、人間は左手の爪先くらいになります」と。

 地球破壊を続け「万物の霊長」などと思いあがる我ら人間に反省の一首。

一尋(ひとひろ)を地球の歴史と見立てれば文明史とは爪先ほどなり(医師脳)

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