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その道の先

道は必ずどこかに繋がる物、と言うのが一般的な認識。
だから道にそって歩けば(進めば)そこには何某かのゴール、目的地がありますが、その道とて誰かが通ったから行こう!なのか自分でそこに向かって進むのだ!いくぞ!なのかでだいぶ変わると想いますし、道を作る行為ってのもあるかと想います。

道なき道を突き進み!時に新たな道を切り開き未来へ進むってなんか格好いいですね?

黄泉路って知ってるかい?

孔雀王ってマンガを読んでいた人なら判るかもしれませんね。
黄泉の国、死者の国へと続く先の無い道です。

で、孔雀王ではこの黄泉路が開いてしまってと言う展開になるのですけれどその時のセリフで道は必ずどこかにつながっているものであり再現なく続けていいものではない。
終わりのない道や途中しかない道は黄泉路に繋がり災厄を呼ぶみたいなセリフがあるんですけれど、それは無駄に開発だけが進み、途中で工事が止まっている、乱開発された道路などに対しての風刺でもあり、また同時に先を考えずに進むことでの破滅の暗喩とも言う感じでは有りましたね。

同時期くらいのゴジラでもバブルの乱開発に寄る自然破壊や金儲け第一のり子主義、儲ける為の自由を謳う人を揶揄するような話もありました。

そういう、あれば良い、作れば良いによる破滅というのは何も現代に限った話ではなく過去からあったのであろうな、と思う面も考えると人の欲望の怖さってのは何時の時代もそりゃあ確かに物語の種になっているよね、と。

道の用途や意味

道は、ローマ帝国もそうですし欧州の各王国、帝国もそうですが自然に作られた道というより軍事的、政治的、商業的な要素を含めて整備すると言う概念があると同時に、富の象徴でもあり同時に敵の侵攻や領地拡大のための最大の武器ともなっている為にやはり中途な道は、災厄を呼び込む考えもあるようです。

日本では、山が多く林が多くまた川も意外に急流だったりしますから自然にできた道を整備して使っている物と新たに作った道とがありますね。
人が作った道であるならば、それは生活インフラの為ですが同時に災害時に水を逃がす、風をよけるなどの効果も考えていた、なんて話も。
確かに大水がきたら水の流れやすい形を考えるのがその土地に住む文化としては合理的。

中國などの大陸国家、東南アジアなどの大陸系国家は逆に道に寄る貿易などもありますから道は欧州型に近いですがやはり災害に対応するためにそれほど自然を削るような真似は余程の事がないとしないなんて反面、帝国の発展と統治のためには巨大な道を作る事もします。
それでも欧州程、地形を道に合わせる事はしてないなんて話も。

この部分を見て90年代の自動車ジャーナリストは「日本やアジアは欧米の様に道を整備しないが為に遅れている、モータリゼーション後進国だ」なんて言う人もでてきましたし、世田谷を例にだして田畑、川、森林などに合わせて人が住んだままの形を残しているので高級と言いながら田舎だとバカにしていたのも無いわけではないです。

では、都市整備した所が水害ないのかい?ってーとむしろした方が弱くなってるような…武蔵小杉とかの悪口はそこまでだ!

こういった道というものは人生や社会、生活や政治や都市計画などのプランを表す事にも例えられる言葉で、道半ばとか言ったりします。
その中には、社会に新しい道を作るのだとか、道を示すなんて言い方もありますから道とは物理的な距離の移動だけではなく、人生や社会の構築、都市の構築や運営、行政のプランや政治、社会変革の過程などを言う時にもいうのですよね。

なので、プランや計画の運営などで上手くいかない、予定と違う、想定と違う場合には道に迷っているとか、道が険しいとか茨の道なんて事を言うわけです。

道の意味とはなにかを初めて到達する、時間的な距離や精神的な距離、もしくは年月の流れをも比喩する言葉であると同時に表す物、として考えないといけない面もあるよね、と。

じゃ、黄泉路を思い出してもらおうか?

最初の黄泉路の話を思い出してもらうと良いと想いますが、道はどこかから始まりどこかにたどり着くもの。
際限なく伸ばして良いものではない、そこには必ず終わりゴールがないといけないのだ、と言う事になるんですよねえ。

では、政治的な変革や社会的な変革、これはゴールがあるのでしょうか?
変革の足を止めるなとか、新しいなにかを常に求めよってのは確かに正しいかもしれませんが、そこに進む為の道は果たして存在しているのか?って事です。

新しいことを始めるとすると先人は居ない。
失敗するかもしれないし、そのコースには行き止まりとなる何かがあるかもしれない。
そのなにかがあった場合にどうするか?
橋をかけるのか、下におりて再び登る道を作るのか、山ならばトンネルにするのか、迂回路にするのか。
この事を考えないで闇雲に計画の道だけをそこに残しあとの人達に任せたでは終わりのない道です。

そうなれば黄泉路よろしく、魑魅魍魎が逆コースから入りやすくなるだけなのですよね。
それは逆コースから入ればルールがなかったりしますし、逆コースから来てる自分たちは新しく素晴らしいものだぞ!と古くさい理念や既に通った道を無視して言い募る事も可能だからなのですね。
道のないところからきたから!

ならば、そういう人達が来ないように一旦塞ぐこともしないといけませんが、それはまるで自分たちが道を間違えたと言う事になると勘違いしているのか、それもしません。
新しいこと、初めてのこと、そして改革していくことがだいたい悪いことに繋がるのはそういう問題にぶつかった時に対処する力を持っていない、育てていないドリーマー達がやらかしている事によるのだよね、と言う事も理解していかないといけないのですよね。

あたらしい、だれもやっていない、なんて事はだいたいそこにトラブルや試練、困難があるもので、それを乗り越えるから成功の道が開けるってもんなんですし。

結果、ロストジェネレーションは道を壊されている

なんでもかんでも新しいものをとか新しい道をとか言って無闇矢鱈と開発するとどうにもならん破壊が起こるのと同様に、社会の運営、行政の運営、また経済の流れも同様で新しいことしました!古いことしりません!な感じでなんでもかんでもやらかすと、当然だけど問題はでますね。

直近だと、ふわっと思いついたかのようにコンビニ袋を有料化したりしてしまったあれは結局、万引の増加などの他に経済的な動きも鈍らせた事や一部地域ではポイ捨てを増やしたなんて話も聞かれるようですね。
そういう過去の事、古い道の事を忘れてなんでもかんでも新しくしたぜ、この道は潰して新しいのにしたからこっち使え!と言って未整備の道を通らされてしまったのが、まあ、いわゆるロスジェネレーションとか就職氷河期世代とか言われる方々であると言うのは否定できないし、否定したくないって人多いと想います。

本来あるべき道だった雇用のパターンも、収入のパターンもなんだかかんだであたらしい事するのが大正義な方々があとのこと考えずに廃道として、新道つくったらその新道がろくでもない道だった、と。
新道なのに酷道と言う落ちですよ!みたいな状況は道がどういうふうになっているか調べないで作ったからと言うのは確かでしょう。

実際、バブル経済を緩やかに終わらせていればそんな事はないですが、バブル崩壊と言われるほどの大破壊、その上でアジア通貨危機、ITバブルまで弾けさせたぜ!なんて状況じゃあ就職氷河期なんて生易しい言い方にしか見えません。

破壊したのは、若者の人生そのものですから惑星終了レベルですよ。
そういう状況でありながらまだのうのうと古い道(年金制度)を利用できるのが破壊を行なった人や破壊を継続している層(セクシーさんとかw)になるのですから、怒りとかそういうもんじゃあもう語れないですよね。
ロスジェネの皆さんは道を切り開くチャンスすら破壊されてんですし。

しかも、なんとかなりそうだった世代もこの十数年で完全に息絶えたって感じです。
道の整備もできずにいる、みんなで酷道になれましょうと言っている連中が古くからある整備されたハイウェイをのんびり楽しんでいる姿をみて黙っていられるわけがないw

その古い道を譲ってもらおうか!

本来整備された道を使う、ゴールのある道を使う権利はだれにでもあったのに自分たちがハイウェイを使うために他者からその権利を奪ったような状態の現状で、ハイウェイを使う破壊者老人衆を許すわけもないし、その老人衆に媚びへつらう運転手的な活動家をも許すはずはないし、それをもてはやす業者(政治家、官僚など)を許すはずもない。

酷道を無理やり使わせられている人や、自分で作った私道を破壊された人、のんびりとしたい市道や林道を潰された人の怒りはそう簡単にとけはしませんが、道は険しいので業者を選ぶ事で反抗してると言うのはありますよね。

ハイウェイな貴族様達に恩恵がいかないように、自分たちの道をなんとか整備してもらえる可能性があるところに委託する(投票する)って方法で動いては居ますが、それらも結局は老人たちを優遇しだすからますます絶望する。

ならば、電車(社会福祉)を利用するのも手では有るなんてのは出てきてるには出てきていて、生活保護やその他の支援を利用する方向にシフトしていく人も居るわけです。

まあ、バスか高速バスで変わりますが、高速バスを使わせるためにハイウェイの老人が画策するのはありますのでね。

その辺は要注意です。

結局、黄泉路を作っているのだよ!

さて、今もいろいろ終わらずに続く改革や、緊縮財政。
あとは増税か?それらは、其れこそ酷道そのもの。
若いものから如何に搾取(年金や福祉など)して、老人が少なくとも寿命を迎えるまでは安泰でいようとしている、古いハイウェイ、快適な道を独り占めというか老人たちで寡占するのが目的なんて事になってきているのだから、改革や新しいなにかってのは先のない道。

つまり終点を作る必要のない道ですから当然ですけど黄泉路そのもの。
そして、その先端から魑魅魍魎や野伏、野盗かマッドマックスの暴走族じみたものが逆走で入り込んでは問題を起こす道がある理由ですからね。
しかもその人達は本来なら、防壁や塀で入ることはできない様になっていたのに、荒れ地や砂漠を道に沿って走ってきたから苦労してると思い込み裕福なやつへの復讐に燃えていると言う事になりますが、そいつらの意識は道路工事前の原野のイメージのまま最新の道路に入り込んで俺たちの道をつくるぜ!って逆走してる。

ハイウェイの老人達は其れを見て笑っているかもしれないですが、そろそろ整備道路や合流道路から入り込んできて慌てている始末。

しかもそのハイウェイ。
自分たちで終点を壊しているのですよね。
終点のない黄泉路のハイウェイの魑魅魍魎や野盗はかなり凶暴だと想います。
道を作り直すならまずは今ある道の問題を調べる事をするように今ある社会や行政、経済の問題をしっかりと調べられる人達が必要でしょうね。

ただそれは、今の政治家にも官僚にもかなり数は居ないと思うしマスコミはもはや魍魎の部類ですからねえ。
世界は終了だ!w

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