藁灰がほしいところ
トップの写真は箱火鉢。
結構良い火鉢で、普通ではなかなか手に入らないというか茶道をやっている人が使っていたものを数年前に譲り受けたものです。
ただしばらく放置されていたので、灰に入ったホコリやゴミを排除しきれずに、泣く泣く中の灰を廃棄した状況でこれまた数年。
炉が腐るような事はないのですが、使わなければただのガラクタ。
なんとか藁灰がほしいところだし、できれば自作したい。
幸い、住んでいる地域はまだ農家が多いので稲わらくらいもらえるかな?とか思ってたんですが、これがまた難しい。
農家の人も稲わらを利用するし藁の利用頻度もある程度戻っているとか。
畑の冬場の維持や苗や種等の保存の他、ハウスでの利用など。
昔ほど「捨てるほど藁がでる」なんてのはありえない状況だそうです。
とは言え、十年ほど前はまだそこまで藁回帰が進んでいない状態で、ちゃんと環境を考えた農家以外は、あまり利用してなかった。
故に、畑での藁、田んぼでの藁の廃棄が多かった事はあったんだそうです。
それでも、なんで藁が必要になってきたかっていうと土の健康とかあるんだそうで。
やっぱり化学肥料や農薬を使ってきた過去(数十年前は飛行機で農薬まいてた地域w)もあって、土を健康にする持続的な農業を意識してるのはあるそうだし、専門家の話では日本の農業は海外ならば無農薬か低農薬に分類されるレベル。
どんなに農薬や化学肥料を使っているようでも、欧米に比べると使ってないに等しい、と言う話もある事から自然農法に近い形に戻っている若い世代も多いとか。
ならば、藁が増えそうなという事になりますけど減反政策の過去や相続税の問題での田畑の減少、農家の成り手が減った事等も含めて、大きな変化がでてくるのはあと数年かかるだろ、という話に。
こういう話の場合には、大抵自民党の政治の失敗のように言われますが、自民党以前にメディアでの農業や農家Disりも結構大きく、農家を悪人にする事で安価な労働力を手に入れていたメディアとか派遣企業を売り出したいコンサルの問題などが一番大きい、というのも農家サイドから聞いたりする話なんですね。
農家を悪役にしてきた(膿家なんてネットスラングもあるほどに)結果、農家が減り、環境の悪化もすすみ合理化名目の機械化と薬品や遺伝子操作作物の多用が増えるとどうなるか、てのはそれこそ欧米ではの出羽守になるしかなくなるんですけれどね。
欧米、でもあれだよな。
アフリカ化ミツバチの頃から全然進歩してねえな。